11話 ページ11
空が赤く染まる夕方。
アラジンは今、最高にアリババに怒っていた。
アリババはアラジンの機嫌を直そうとうまいメシと綺麗なおねいさんを用意するが、アラジンは無反応。
あーあー。
アリババが家来なんて言うからだー。
「おい……いい加減にしろよ。文句あんなら口で言えよ」
アリババは少し怒った口調で言う。
「だって僕……おにいさんの……家来なんでしょ……?」
アラジンは小刻みに震えてそう言う。
「あぁ!?あんなん社長の手前テキトーに並べただけだっつーの、めんどくせえなぁ……」
アリババは小指で耳をほじりながら言う。
「ハイハイ、お前は俺の相棒ですよ、仲間ですよ、友達ですよ」
最後の一言にピクッと反応して、アラジンは目に光を取り戻した。
いや、涙のせいでそう見えるだけかもしれない。
「友達かい……?ほんとだね!?ほんとにほんとに友達かい!?」
「あ、ああ」
アラジンはとーっても友達が欲しかったんだなあ……。
と思っているとアラジンは私のことを見つめていた。
瞳をうるうるさせ、アラジンが私に言ってほしい言葉は安易に想像できた。
私はアラジンの頭を撫で、ニコリと笑う。
「アラジンは友達だよ、大切な友達」
「Aおねいさん……っ!!!」
アラジンは相当嬉しかったようで私に飛び付く。
初めは私も抱き締め返していたが、しだいに胸部を触られている感覚がしたので一発殴った。
そしてその後、機嫌を直したアラジンとアリババは、ホステスで存分にはしゃいでいた。
私はとっっっても暇だったけどね……。
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seravb1128(プロフ) - 初めまして!マギは漫画、アニメどちらとも大好きで見ています!小説もとっても面白かったです! (2016年11月22日 12時) (レス) id: 311793e34a (このIDを非表示/違反報告)
タカの鳥(プロフ) - 中学生なのに暇人さん» よ.宜しくお願いします!!!!!!!!!!!!! (2015年5月9日 22時) (レス) id: 246847fbfb (このIDを非表示/違反報告)
中学生なのに暇人(プロフ) - タカの鳥さん» そう言ってもらえて嬉しいです!分かりました、読ませていただきます! (2015年5月9日 22時) (レス) id: 67102bbaea (このIDを非表示/違反報告)
タカの鳥(プロフ) - マギ凄く好きなので毎回楽しく読ませて貰ってます!私初めて小説を書いたんですが読んでいただけませんか? (2015年2月27日 18時) (レス) id: 246847fbfb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:中学生なのに暇人 | 作成日時:2014年2月1日 23時