第358話 カカシside ページ9
今までにないスピードでひたすら北へ向かう。暗部と情報を交換しながら、少しずつAの居場所を洗い出していた。
「.......ねえカカシ先生...どうして敵はAのことを狙ったのかしら」
すると不意にサクラがそう話題を切り出した。続けてナルトも口を出す。
「確かに...なんでAだけが狙われたんだてばよ?アイツなにかしたのか?」
「そんなことないと思うんだけど...仮に私達カカシ班に恨みがあるとしてもAだけを集中的に狙うなんて変だわ...そう考えると、やっぱり相手の目的はA一人...一体どうして...」
「.......」
Aだけを狙った理由。その理由にオレは大まかな予想がついていた。
恐らく...いや、間違いなく今回の事件はAが別の世界の人間であるということに関係してるに違いない。
任務に向かう直前、綱手様と2人で交わした会話を思い出す。
「...カカシ...今回のこの件だが...恐らく...」
「...分かってます。その可能性が高いでしょう」
「...カカシ、今回の任務についての判断は全てお前に任せる。何をするのもお前の自由だ...いいな?」
「...綱手様、それは...」
「構わん。何を言おうが、どう動こうが、今回ばかりはお前に任せる。お前が、Aを助けてやれ」
「.......」
「...カカシ先生?」
「...ナルト、サクラ、サイ...止まってくれ」
オレがそう言うと3人は移動をやめ、木の上から地面へと降り立った。
「?なんだってばよ、カカシ先生」
「.......」
「?」
風が木々を通り抜ける音が響く。覚悟を決めたオレはその言葉を口にした。
「アイツは...Aは.....!!」
「「!!」」
しかし束の間、突如後ろの方角からクナイが飛んできた。素早くそれをはじき返す。
「誰だ!!」
「ほぅ...あなたが写輪眼のカカシですか」
「.......お前は...」
あの服...間違いない...Aが言っていた通りだ。
「おや?貴方とは初めましてだと思うのですが...まあいい。その話は置いておきましょう」
「!!まさか...てめーらか!!Aを連れていったのは!!正直に言えってばよ!!」
「おや?ご存知でしたか...ならば話は早い...」
すると突然オレ達の周りに2人の忍が現れた。
「...!!いつの間に...!」
「申し遅れました...私、ボネラー研究所に使える忍の一人、ロスと申します...以後お見知り置きを」
770人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「NARUTO」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
色葉(プロフ) - アイさん» 申し訳ございません、質問の内容がよく理解できず、お答えしかねますmmまたアイさんの創作活動に私が手を加えることも、アイさんの考えているお話に水を指すことになる為今後控えさせて頂きたいです。創作活動のご成功をお祈り致します! (2020年11月21日 11時) (レス) id: 93c4cf3f0f (このIDを非表示/違反報告)
アイ(プロフ) - 色葉さん» ボードでナルトの双子の妹の設定を教えてくださいませんか?お願いします!m(_ _)m本名と偽名もお願いします!m(_ _)m (2020年11月21日 8時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
色葉(プロフ) - なーなー@今日俺さん» そうなんですか!私もたまに聞いてます笑喜んでいただけて何よりです^^ (2019年5月7日 22時) (レス) id: 885b51bfb8 (このIDを非表示/違反報告)
なーなー@今日俺(プロフ) - 色葉さん» これ最近ようつべで見つけてからずっと聞いてるんですよ(笑) ここに書いてあってとても嬉しいです!! (2019年5月7日 6時) (レス) id: 17dfab9de5 (このIDを非表示/違反報告)
色葉(プロフ) - なーなー@今日俺さん» そうですよ!貴方解剖学です笑 (2019年5月6日 11時) (レス) id: 885b51bfb8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:色葉 | 作成日時:2019年2月9日 18時