第389話 ページ40
カカシさんに向かって飛んでいった手裏剣は呆気もなく本人に交わされる。
くそ...やっぱり分かってたけどダメか。前に比べて全然スピードが足りない。
「...A、もう一度聞く。どういうつもりだ？」
「どうもこうもないです！もうなんでもいいんで通してください！！お願いします！」
そう叫ぶやいなや、ほとんどやけくそで突進し、カカシさんに拳を振るう。そしてそれもまた、当たり前かのように彼の手中に吸い込まれていく。
右腕が完全に封じられた。しかしそれに構うことなく続けて左足を回し蹴る。
「！」
が、またしても呆気もなく鷲掴まれ、そのまま地面に伏せさせられた。あんなに修行したってのに、こんなにも無力だっただなんて...あまりの悔しさになんとも言えない苛立ちを覚えた。
「.....っ」
「...お前が何考えてるか当ててやろうか」
「.....？」
「お前がそこまでして里に向かう理由...オレに理由を言わないワケ...いや、オレに言えないワケの方が正しいか？
...これから何か里で大きなことが起きる。そしてお前はそれを食い止めようとしている。違うか？」
「ッだったらさっさと離してくださいよ！！」
「...お前...まだ分からないのか」
「何が！！」
「今のお前がどれだけ無力かってことだ」
「！！」
そう言われて抵抗していた力が一気に抜けた。
「オレ一人もろくに倒せないお前に何ができる？今のお前にどれだけの力がある？言ってみろ」
そこまでボロクソに言われたところで、とうとうカチンときた私は無理やりカカシさんの方を向いて思いっ切り怒鳴りつけた。
「できないですよ！！！多分！！何にも！！！
でも私が行かないと仕方ないじゃないですか！！！」
「だったらなんでオレ達に頼らない？それくらいなら今のお前にもでき...」
「それじゃだめなんです！！カカシさんが行っちゃ...ダメなんですよ！！これは！これだけは私がやらなきゃいけないことなんです！！
多分私は勝てません！！そんなの十分わかってる！！...でも、でも.....っ
ここで行かなきゃ私は！多分一生後悔する！！」
そこまで叫んだ所で、自分がボロ泣きしてることにようやく気付いた。相変わらず感情が高ぶるとすぐに涙が出てくる自分に恥を覚えた。
「もう...どうしようもない...」
「.......」
言葉が途切れた私はもうどうしたらいいか分からなくて、ひたすらにその場で泣いた。こうしているうちにもアスマさんが...死んでいるかもしれないのに。
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色葉(プロフ) - アイさん» 申し訳ございません、質問の内容がよく理解できず、お答えしかねますmmまたアイさんの創作活動に私が手を加えることも、アイさんの考えているお話に水を指すことになる為今後控えさせて頂きたいです。創作活動のご成功をお祈り致します！ (2020年11月21日 11時) (
レス) id: 93c4cf3f0f (このIDを非表示/違反報告)
アイ(プロフ) - 色葉さん» ボードでナルトの双子の妹の設定を教えてくださいませんか？お願いします！m(_ _)m本名と偽名もお願いします！m(_ _)m (2020年11月21日 8時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
色葉(プロフ) - なーなー@今日俺さん» そうなんですか！私もたまに聞いてます笑喜んでいただけて何よりです^^ (2019年5月7日 22時) (レス) id: 885b51bfb8 (このIDを非表示/違反報告)
なーなー@今日俺(プロフ) - 色葉さん» これ最近ようつべで見つけてからずっと聞いてるんですよ(笑) ここに書いてあってとても嬉しいです！！ (2019年5月7日 6時) (レス) id: 17dfab9de5 (このIDを非表示/違反報告)
色葉(プロフ) - なーなー@今日俺さん» そうですよ！貴方解剖学です笑 (2019年5月6日 11時) (レス) id: 885b51bfb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：色葉 | 作成日時：2019年2月9日 18時
