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第374話 ページ25

『.......』


ふと意識が戻る。ゆっくりと目を開けると、知らないはずなのに何故か少し見覚えのある天井が見えた。薬品の匂いが鼻いっぱいに広がった。


...あれ?私どうしたんだっけ.....?


「.....!!A!!」

『.......!!』

「よかった...もうびっくりさせないでよ!アンタが気失って病院に搬送されたって聞いて大慌てで飛んできたじゃない!!」

『.......え...?』

「でもまあいいわ...無事だったんだし.....お医者さん呼んでくるから、そこでじっとしてなさいよ!」

『...う、うん.......は?』


そう言って、お母さんは病室から出ていった。









私にとっては何年も昔に思えるあの夏の日。私は喫茶店を出た後、二階のベランダに飾ってあった花の花瓶がたまたま私の頭上に落ちてきて、運悪く当たってしまったらしい。


幸い打ちどころかよかった為出血は無く、軽い脳震盪で済んだらしく、そのあとはこの病院に運ばれ数時間だけ意識を失っていたそうだ。


あの後、私はすぐ様友人にNARUTOの漫画を持ってこさせ、必死に内容を確認した。


特に、何も変わりはなかった。


これまでの事が何事でもなかったかのように、漫画の中の世界はいつも通りそこにはあった。


『.......夢、だった.....?』


...あり得る。その節は十分にありえてしまう。なんせ私だ、そんな都合のいい夢を見ても何もおかしくはない。その証拠にこっちではチャクラも感じられなかった。


『だからって...んな.....これからだって時に......何で.....』


目からは自然と涙が零れる。向こうの世界での思い出が鮮明に思い出される。


『...残酷にも程があるでしょ.....』


私は泣いた。夜一人病院のベットの上で。


そう、これは夢だったのだ。ただの私の妄想だった。


たったそれだけのオチでこの話は終わる。陽気なSEが流れて、画面は真っ黒に染まるはずだ。


『.....会いたいよ...』


だと言うのに...これでは夢に未練を残した、精神異常者じゃないか。


自分の気持ち悪さに嫌気がさした。


『.......カカシさん...』


深い青に濁った汚い瓶のネックレスを、私は握り締めていた。

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色葉(プロフ) - アイさん» 申し訳ございません、質問の内容がよく理解できず、お答えしかねますmmまたアイさんの創作活動に私が手を加えることも、アイさんの考えているお話に水を指すことになる為今後控えさせて頂きたいです。創作活動のご成功をお祈り致します! (2020年11月21日 11時) (レス) id: 93c4cf3f0f (このIDを非表示/違反報告)
アイ(プロフ) - 色葉さん» ボードでナルトの双子の妹の設定を教えてくださいませんか?お願いします!m(_ _)m本名と偽名もお願いします!m(_ _)m (2020年11月21日 8時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
色葉(プロフ) - なーなー@今日俺さん» そうなんですか!私もたまに聞いてます笑喜んでいただけて何よりです^^ (2019年5月7日 22時) (レス) id: 885b51bfb8 (このIDを非表示/違反報告)
なーなー@今日俺(プロフ) - 色葉さん» これ最近ようつべで見つけてからずっと聞いてるんですよ(笑) ここに書いてあってとても嬉しいです!! (2019年5月7日 6時) (レス) id: 17dfab9de5 (このIDを非表示/違反報告)
色葉(プロフ) - なーなー@今日俺さん» そうですよ!貴方解剖学です笑 (2019年5月6日 11時) (レス) id: 885b51bfb8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:色葉 | 作成日時:2019年2月9日 18時

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