第369話 ページ20
「__でもその苦労もようやく報われたと言うものさ!ある日、たまたま雪山で見かけた彼女から発せられるチャクラがあろう事かその異世界のチャクラと一致した!私は確信したさ!間違いなく彼女であると!!
これでようやく私は彼女の住む世界を支配できる!!世界を支配できる!!さあ!いよいよ運命の時だ!!今日をもって...私は...
新世界の王となるのだ!!!」
ゴッ!!
『.....!!』
次の瞬間、耳を塞いでいても聞こえるほどの鈍い音が上の方から聞こえた。
ナルトがボネラーを殴り飛ばしていたのだ。驚いてナルトを見つめる。
『.......ナ...ルト...』
「...てめぇ...さっきからわけんかんねぇ事ばっか言ってんじゃねぇぞ.....てめえのそんなくだらねぇ欲望なんかの為に.....
Aを死なせてたまるかってばよ!!」
『.....っ』
その瞬間、ずっと堪え続けていた涙が一気に溢れ出した。
私の目の前でボネラー達を殴り続けるナルト達。その姿を嗚咽を漏らしながらしばらく見つめていた。
...嬉しい。悲しい。嬉しい。もういい。もういいよナルト。もう十分。
私は幸せ者だったよ。こんなに素敵な仲間に出会えて、幸せで、幸せで、幸せで。
...でももう、これ以上この幸せを濁したくなんてない。もうこれ以上、こんな私を見ないで欲しい。許さないで欲しい。
やっぱり間違いだったのだろう。私がこの世界に来たことは。
もうこれ以上、私のせいで誰かが傷ついて、欲にまみれて、死んでいくのなんてとてもじゃないけど耐えられない。
ごめん、ごめんね。弱虫でごめん。こんなことしか出来なくてごめん。
私は...最後まで...最低で、大馬鹿者だったね。
ふと自分の構えたクナイを見つめる。
...ああきっと、これが世界で一番のハッピーエンド。
私の願いは、この物語が原作通りに終わること。
...だったらやっぱり...この世界に私なんて要らないや。
『ばいばい...みんな...
ナルト
サクラ
サスケ
サイ
.......カカシさん』
肉を刺す、気持ちの悪い音が聞こえた。
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色葉(プロフ) - アイさん» 申し訳ございません、質問の内容がよく理解できず、お答えしかねますmmまたアイさんの創作活動に私が手を加えることも、アイさんの考えているお話に水を指すことになる為今後控えさせて頂きたいです。創作活動のご成功をお祈り致します! (2020年11月21日 11時) (レス) id: 93c4cf3f0f (このIDを非表示/違反報告)
アイ(プロフ) - 色葉さん» ボードでナルトの双子の妹の設定を教えてくださいませんか?お願いします!m(_ _)m本名と偽名もお願いします!m(_ _)m (2020年11月21日 8時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
色葉(プロフ) - なーなー@今日俺さん» そうなんですか!私もたまに聞いてます笑喜んでいただけて何よりです^^ (2019年5月7日 22時) (レス) id: 885b51bfb8 (このIDを非表示/違反報告)
なーなー@今日俺(プロフ) - 色葉さん» これ最近ようつべで見つけてからずっと聞いてるんですよ(笑) ここに書いてあってとても嬉しいです!! (2019年5月7日 6時) (レス) id: 17dfab9de5 (このIDを非表示/違反報告)
色葉(プロフ) - なーなー@今日俺さん» そうですよ!貴方解剖学です笑 (2019年5月6日 11時) (レス) id: 885b51bfb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:色葉 | 作成日時:2019年2月9日 18時