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「孤児院ってのは親元がわからない以上、いろんな子供が集まる。
これは避けては通れないし、俺たちは魔法を使えた人間だ。
どうしても一般のマグルの子供とは差別がついてしまう、周りに理解されないことだってあるし、理解をしてくれるほどみんな大人じゃない。
だから俺たち四人は知識で自分たちを補う必要があった。
自分たちを守るために、どうしても必要な過程だったんだ。。。」
ぐっと頭を沈めて、懺悔するようなシャドにAは思わず喉を鳴らした。
ずっと待っていた言葉がある、それは以前レズモンドに聞いた言葉。
あの言葉がほんとうなら、彼らはAが今だに探しているものの居場所を知っているかもしれない。
「ねえ、シャド。
私からも話していいかしら？」
「…ああ、どうぞ。」
シャドの言葉に呼応するように、Aは一つ息をついてからこれまでのことを伝えた。
シャドに直接関係しないことも何もかも。
これまで身の回りに起こったことを話す中、シャドは黙って聞いていてくれた。
ミーシャという不思議な猫のこと、マーベル夫妻の過去と自分の双子の兄のこと、ギルバートの意味深な言葉、ダンブルドアから聞いた両親の過去とブラック家との画策、
そして二年生三年生と関わりのあったレズモンドの昔話を伝える頃には、すっかり夜が明けようとしていた。
「というわけなの。
きっと今のタイミングを逃したら私は二度と聞けなくなるんじゃないかと思う。
だからここで尋ねるわ。
まず一つ目、貴方はレズモンドという本を売りさばく商売人のことを知っているのかしら？
二つ目に、ミーシャと貴方たちの繋がりは一体なんなの？
そして三つ目、ケイティ・フレッチャーと私をつなぐものは一体何？」
空色の瞳はいつだってその澄み渡った景色を映してくれると、シャドは勝手に思っていた。
今は真っ暗だから色も何もあったもんじゃないが、シャドはAがあの目で自分をまっすぐに見つめていることをわかっていた。
「要点はその三つだけか？」
「ええその通りよ。」
「そうか、じゃあまず一つ目に答えよう。レズモンドという書店の爺さんについては初めて聞いた。
だけど、俺たちは全員その人を知っている。
いつも面白い本をくれるとても面白い人だったよ。
二つ目に、俺たちとミーシャという猫の繋がりだが、これは昔の知り合いという程度だ。
孤児院によく遊びにきていたんだよ。
そして三つ目は君がよく知っていると思う。」
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イライザ(プロフ) - ベルモットさん» ふふ、ありがとうございます。まだ成長しきれない感じが伝わるように書きました。これからどう変わって行くのか、どうか見守っていただけると助かります。 (2019年9月12日 8時) (
レス) id: 546c85bffe (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 本日、引き続き読ませて頂きました。鷹の寮生らしく孤高で他人に頼らずに主体で好み。鷹の石像と会話をする場面も。 (2019年9月12日 7時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
イライザ(プロフ) - ベルモットさん» そうですね、一歩一歩着実に。でも自分の領域は自分なりに守る。そんな考えを残しつつ、主人公が自分のプライドと並行して、何をどう変えて行くのかを伝えられたらと思っていまsy、ありがとうございます。 (2019年9月6日 3時) (レス) id: 546c85bffe (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - まだまだ読み続けているベルモットです。この夢小説は説明文や状況説明など細かく書かれていて、ハリーポッターの世界観が滲み出ていました。鷹の寮生らしく夢主は健気ですね。 (2019年9月5日 23時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
イライザ(プロフ) - crossmarian4272さん» ありがとうございます！更新頻度が少なく申し訳ないのですが、これからも楽しみしていてください。宜しくお願いします。 (2019年8月9日 21時) (レス) id: 546c85bffe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｉｒａｉｚａ | 作者ホームページ：
作成日時：2019年7月29日 22時
