２５page ページ27
・
「こんなの作らせるって……生徒会は相当忙しいんだねぇ」
「赤羽君、それじゃ嫌味みたいですよ？」
「嫌味だもん。生徒会長働け」
生徒会長と聞いて、一瞬頭を悩ませるが、すぐに浅野君のことだと理解。
「生徒会長さんは忙しいと思いますよ？」
「……何？ 浅野君の事知ってるの？」
「そこまででは……。でも何度かお話していますよ？」
「……」
私が男の人と話しているのが珍しかったのか、赤羽君の動きが少々鈍る。でも事実、浅野君はそれなりに私に声をかけてくれる為、私も返事は返す。
「赤羽君……？」
「ふーん……。……ん、それも貸して」
「あ、はい」
ーー…
2人でやったとは言え、40人分と言うのはかなりの量だ。その為、やはり下校時間は遅れてしまった。
「これ何処に提出でしたっけ？」
「生徒会室。あそこなら俺が持っていくよ?」
「え。いいえ、私が……」
「遠慮しなくて良いから」
「ぁ……えっと……じゃぁ、お願い、します」
「うん。Aさんは帰り支度でもしてなよ」
私の返答も聞かず、赤羽君は問題集の束を軽々と抱え、教室から出て行った。
私はその後ろ姿を見て、赤羽君への罪悪感が募る。私が、やらなきゃいけない事なのに……。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 215人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「暗殺教室」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サヤ - 41の 勝手にヤキモチを焼くって 勝手にヤキモチを妬くじゃ無いかな? (2017年3月26日 23時) (
レス) id: fd9cf3b3b1 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - いちご しばらく無浮上さん» 折角自分が作る子ですからね^^わざわざ二枚もありがとうございます!!!（スマホ目の前に拝む奴） いえいえ！沢山のコメントありがとうございます！（あ、やっぱりあの時のいちご様だった……。確信持てず言い出せなくてすみませんッ）私こそ楽しかったです!! (2017年3月26日 16時) (レス) id: dcc347a630 (このIDを非表示/違反報告)
いちご しばらく無浮上(プロフ) - 葵さん» 最後になりましたが、連没すみません。これからも応援し続けます!!また話せて嬉しかったです、さようなら|壁|･ω･`)ﾉｼ (2017年3月26日 16時) (携帯から) (レス) id: e0d0c50734 (このIDを非表示/違反報告)
いちご しばらく無浮上(プロフ) - 葵さん» 化工無→ http://uranai.nosv.org/img/user/data/7/e/e/7ee37ebb6942c17b01183286e29d4db3.jpg 化工有→ http://uranai.nosv.org/img/user/data/2/b/f/2bf2b87529754c23cf0c7a78f5b47339.jpg になります。 (2017年3月26日 16時) (携帯から) (レス) id: e0d0c50734 (このIDを非表示/違反報告)
いちご しばらく無浮上(プロフ) - 葵さん» 解ります！やっぱり、例えその場だけだろうと名前って大事ですよね。 えっ！拝んで頂けるんですか!?そんな対した絵では無いのですが…(汗 でも嬉しいので貼り付けます(( (2017年3月26日 16時) (携帯から) (レス) id: e0d0c50734 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：葵
| 作成日時：2016年10月26日 1時
