i姫ちゃん 3

Happy Valentine 千賀ver ページ28

千賀side

ーーー

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甘い香り……。






ユサユサと、身体を揺すられる感覚……。







Aの声………。





.








『………千ちゃん、千ちゃん。
起きてー。』






千「…んん。
ほぇ？なに、A…。」






『起きてくださいな。』





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Aが俺を起こしに来るなんて珍しい。


いつもは、Aは誰かに起こされる側なのに。







千「どうしたの？
Aが起こしに来るなんて__『どうぞ。』






はいっ。って渡された

綺麗にラッピングされた水色の袋。






『ふふ、ハッピーバレンタイン。』






千「あっ！そうか、今日…」





『忘れてたのー？
…じゃあ、あげない。』






スって、引かれた箱。





千「だぁー！いるいる！欲しい！
ごめん！忘れてない！！」





慌てふためく俺を見て、クスクスって笑って







『千ちゃん、いつもありがとう。
大好きだよ。』






って、手渡してくれた。



.



.







幸せすぎる朝に、心の底から感謝して

これからもずっとAの笑顔を
守っていこうって朝日に誓った俺でした。






★end★

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