i姫ちゃん 3

Happy Valentine 横尾ver ページ27

横尾side

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ただ今、AM6:30


朝食の準備をするから
いつもこの時間に起きる俺。



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ふー、やっぱ、朝は寒いな…。



ブルッと身震いをさせて、キッチンへ立つ。



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冷蔵庫から卵を8個取って
一つ一つ割っていると、



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ガチャ、、、





『…おはよ、わったー。』





横「…へ？おはよ。どうした？
目、覚めちゃったか？」





『…ん。』





いつもならミツといい勝負な位
寝るのが大好きなAが、
起こす前に起きてくるなんて珍しい。






眠そうに目を擦りながら、
俺のところにテクテクやってくると






『ハッピーバレンタイン。わった。』





って、綺麗にラッピングされた箱を
俺に差し出した。






横「え。」




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…あぁ、今日は2月14日だったな。



だから、今日リビングに入った瞬間
甘い香りがしたのか。








横「ありがとう、A。
夜遅くまで作ってたの？」







『うん、私料理出来ないから
いっぱい失敗しちゃったんだけど…
……食べてね。』







横「何いってんの。
すごい頑張ってくれたんでしょ？
ありがとう。美味しく頂きます。」








『ん。いつも、ありがとう。
わったー、大好きだよ。』






自分で言っておきながら
へへって照れるA。


.




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Aが頑張って作ってくれたチョコは
どんな高級チョコよりも美味しく感じるんだ。






★end★

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