i姫ちゃん 3

i-world 4 ページ16

Aside

ーーー







ｽﾀｯﾌ「では、最後にAさんから見た
"藤北"コンビとは？」







『…えー、これ私が語っていいんですか？』






ｽﾀｯﾌ「…と言いますと？」







『あの2人って、言葉じゃ言い表せないから…
きっと、k-worldとf-worldでお互いの事
本人達の口から話してくれると思いますよ。』






ｽﾀｯﾌ「そうですね。
では、Aさんにとってお2人とは？」






『キスマイの柱…かな。』







ｽﾀｯﾌ「柱…ですか？」







『ふふ、うん。
２人が居なきゃ私はいませんから。』






ｽﾀｯﾌ「いない？」







不思議そうな顔で私を見つめるｽﾀｯﾌさん。









『んー。
私、辞めようって思った事あったんです。
どれだけ頑張っても、実らない夢に
嫌になってしまった時期があって…。
でも、２人は何も言わなかったんです。』







思い出を振り返りながら淡々と話していく









『辞めるな。とも言わず、ただただ
必死になって仕事に食らいつく姿を
私に見せるようにして…』






ｽﾀｯﾌ「はい。」







『そんな下積みを重ねるうちに、
2人のドラマ出演決定して…。


その時初めて言われたんです。



“俺らについてこい。
先頭立って歩いてやるから、怖くねぇだろ？"



___って。』








ｽﾀｯﾌ「突き刺さりますね。その言葉…」







『えぇ。その時気が付いたんです。
私は辞めたいんじゃなくて、
ただ怖かっただけなんだって。
それを2人は分かってくれてたんだって。』






.





.







2人がみせてくれた努力に繋がる道。

2人が先に歩いてくれる道。









お互いに背中を預けられる存在であって
唯一無二の存在。







これが、藤北っていう存在。


.

番外編-world→←i-world 3

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す