i姫ちゃん 3

幸せの意味 2 玉森 ページ12

玉森side

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ソファに座らせて、
ブオーンってAの髪の毛を乾かしてやる





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玉「サラサラ…髪の毛。」






『んふふ、そう？』






玉「うん。
同じシャンプーなのに何でだろ。」






『玉ちゃんも、サラふわだよ。』






玉「なに、サラふわって。」






『サラサラ〜ってして、ふわふわってしてるの。
玉ちゃんの性格みたい。』





くふふ。って笑ってるA。

サラサラの意味が全く分かんないけど…

なんか、褒めてくれてるからスルーしとく




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髪の毛乾かされて気持ちよさそうにしてる
Aの目がトローンってしてきて





玉「眠くなっちゃった？」





って聞くとコクンって頷くから

眠り姫を部屋まで送り届けてベッドに寝かせると
すぐに規則正しい寝息が聞こえる。









そんな、Aの寝顔を見ながら思ったんだ。






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あぁ、こんな何気ない瞬間が「幸せ」って
感じるんだなって。




コイツが、笑っててくれさえいれば
俺達は「幸せ」なんだって。








俺達の「幸せ」の為にも
絶対、コイツの全てを守らなきゃなって
改めて感じられた時間だった




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玉「おやすみ、A。」



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★end★

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