伝えたい事 ページ22
直哉side
真依ちゃんにあそこまで言わせた俺は恥ずかしい。
真希ちゃんも真依ちゃんも確かにニヤニヤしたり遊びで罵倒して来たりはよくある事やし俺自身そのノリが楽しいから良いと思ってる。
だから、あんなに泣きそうな目をして真依ちゃんに言われるまでくよくよしていた自分が許せんかった...
直哉「A」
真依ちゃんに言われてから医務室を飛び出した。
何かを考えるより前に謝らなあかん人がおる。
考える必要はないんや。
許してもらえるまで謝る事しか俺にはできんのやから。
A「直哉」
俺が名前を呼ぶと瞳が揺れるのが分かった。
直哉・A「「ごめん!」」
ごめん。
その一言がかぶった瞬間、お互いにびっくりした顔で見合わせた。
A「えっと...その、もういきなりキスしたりはしない。だから、離婚は嫌だ...」
え?
ん?
ん??
直哉「離婚!?!?」
え、
ん?
ん?
A「え、ん?傑が、直哉はもう婿にはいけないと...」
え、
傑君冗談を本気で伝えたん?
え?
直哉「誤解や!!婿に行けんは一種の比喩?いや、冗談?とにかく絶対にない!仮に婿に行けんならAを嫁にもらう!!」
Aは一体何に対して俺に謝っとるんや?
いや、そんな事より...
直哉「昨日、俺が変に照れて逃げたせいで気分悪くなったと思う。だから、俺は許してもらえるまで謝るつもりで...」
A「ん?気にしていない訳ではないが、私はどちらかというとプロポーズの返事をして数秒で離婚する事になるのが嫌だと思っただけでその事については責めたりするつもりはないが?」
急にキスなんかしたから嫌われたのではないかと思って。と話すAが可愛過ぎてまた顔に熱が集まってきた。
直哉「あれは俺が悪い。だから、場所さえ考えてくれればいつでも...い、いい、いや、なんでもない!!」
いや、これじゃ...
直哉「いや、ある!もう逃げたりせんからいつでも来てええで!」
また同じになる。
しっかり伝える。
呪術師と幸せは平行線で交わる事はない。
だからこそ、
チュッ
直哉「俺は絶対側は離れん。だから、Aも俺の側にいてほしい。本当にごめん...」
本心は常に話す。
もう後悔せんように。
A「私で良ければ」
やっぱり顔は真っ赤。
本人気づいてないんか顔は真っ赤でも恥ずかしがる素振りはない。
こういう所が可愛いんや。
尊い...
悟「お熱いのはいいけど...ここ職員室よ?w」
傑「悟...」
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くろごま - パパ黒さんオチ書けますかね?頑張って下さい!更新待ってます! (2022年9月25日 6時) (レス) @page32 id: e1480415d9 (このIDを非表示/違反報告)
雪ノ祓 雪溶(プロフ) - 悠仁オチ、受け入れありがとうございます!!欲しいシチュ色々考えておきますね!o(≧ꇴ≦*)o (2022年3月27日 12時) (レス) @page32 id: 6c81b19a7a (このIDを非表示/違反報告)
雪ノ祓 雪溶(プロフ) - 完結おめでとうございます!次のオチ、リクエストは虎杖悠仁とかありですか?o(≧ꇴ≦*)oもし可能でしたらお願いしたいです。 (2022年3月22日 19時) (レス) @page31 id: 6c81b19a7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:伊織 凛 | 作成日時:2022年2月23日 21時