20話 エースの宿命 ページ21
︎︎
名前)『バレーのことまだ好き？」
東峰「...。」
エースとしての宿命をこれでもかというくらい体験した旭。
相当なメンタルじゃなきゃ、あの苦痛はすぐには消えない。
東峰「...とりあえず断言できるのは、嫌いにはなってないってことくらい....かな。」
東峰「ブロック捕まるのは恐いし、嫌いだけど、チームのみんなの期待に応えられないのが、一番俺は嫌だ。」
A『チームのみんなの期待に応えられない.....か。』
東峰「..？」
チームのみんなに頼られ、期待されていたのに怪我をして大事な試合にでれなくなった私と同じ思いなんだろうな。
A『ま、嫌いじゃないなら良かった。』
東峰｢…。｣
A『西谷もいるし、新しい1年もいる。もう旭に頼りすぎなくてもきっとやっていける。』
東峰｢それ、スガも＿＿『でも、』｣
A『でも、旭にしか託せないボールは絶対にある。』
東峰｢…！｣
A『結局みんな頼りにしちゃうんだよね、旭を。』
A『……じゃあそろそろ部活行ってくる。』
東峰｢あ、うん。頑張ってね。｣
A『ありがと！』
そうして私は体育館へ向かった。
これ以上私の言葉入らないと思った。
エースにはきっと、エースを目指す男の言葉がいちばん刺さるはずだと思うから。
あとは同じエースに憧れる者同士で話してもらいたい。
東峰side
俺が
｢チームのみんなの期待に応えられない｣
と言った時、他の人は気負いすぎんな、とか励ましてくれるが、もちろんメンタル鬼弱だからありがたいんだけど、
成瀬は励ましというより、同情というか、寄り添ってくれるような顔をしてくれていた。
あの試合の時からずっとそうだった。
彼女自身、怪我という無責任なことをして迷惑をかけた、という理由でバレーをやめている。
同じ思いを経験している俺と彼女だから。
(たぶん一番成瀬が…俺に乗り越えて欲しいんだろうな。)
その期待には俺は応えなければいけない気がした。
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シマエナガ - 氷空さんさん» それな？ (4月10日 15時) (
レス) id: 781c1cc313 (このIDを非表示/違反報告)
シマエナガ - とても面白かったです。すみませんが、オチがまだ変えられるのであれば、スガさんにしてもらいたいです。よろしくお願いします。これからも執筆頑張ってください！ (4月7日 17時) (レス) id: 781c1cc313 (このIDを非表示/違反報告)
ピンス(プロフ) - すごい作品に出会ってしまった…続き楽しみにしてます！ (4月4日 9時) (レス) @page26 id: a7fb103bed (このIDを非表示/違反報告)
赤羽 - 神だった、、、 (4月2日 15時) (レス) @page9 id: b22b7ccd76 (このIDを非表示/違反報告)
氷空さん(プロフ) - この作品は…神ですか？ (3月14日 20時) (レス) @page17 id: c796edc5c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：迷子 | 作成日時：2024年2月28日 23時
