だからもう、会えないや【紫】

#037 ページ39

岩本side



「なあ、照〜」


岩 「ん？」



「女の子の初めてってさ、付き合って何ヶ月経てばいいと思う？」



岩 「ﾌﾞﾌｫ はぁ？」








いきなりお下な話をぶっ込んできたから
(本人は至って真剣なんだと思うけど)
思わず飲んでたタピオカが喉に詰まりそうになった





阿 「なに、Aちゃん初めてなの？」






ニヤニヤしながら阿部がはいってきた

てか、可哀想だろ、Aちゃん








「らしいんだよね。俺、あんま分かんなくって」



岩 「いや、俺も分かんない」



阿 「どうなんだろうね、女の子って」



岩 「信頼関係つくれてからじゃね？」



「やっぱり〜？俺的にはさ、そろそろかなって」



阿 「てか、Aちゃんに会えてんの？」



「一応週一では会えてる」









はっ！？って離れた場所にいた佐久間と舘さんと翔太も会話にはいってきた








翔 「お前、そんな時間いつあったの」








たしかに最近はカウントダウンの打ち合わせとか帝劇のレッスンとか結構忙しかった








「Aのバイト終わりとか」



阿 「それでお泊まりはしたの？」



「1回だけ」



佐 「いやしたんかーい」









いやしたんかーいだわ、それは。
てっきりまだ1回も泊まってなくてどうすればいい？って聞いてきてるのかと思った








それにしても、よく耐えられたなふっか。







あのかわいいAちゃんの
お風呂上がりとか寝顔とか見れてるんだぜ？








あれ？俺キモイ？？









翔 「お前、あんなにかわいいAちゃんを目の前によく我慢できたな」





あ、翔太も同じこと思ってたか
よかった









「かわいくたって、Aのこと考えてさ」



佐 「深澤！さては、1人で 岩「佐久間。」







誰しもが同じ事を思ったと思うけど
メンバーだってそんな話は聞きたくはない









舘 「女の子のことを考えるなら待たせすぎもよくないんじゃないかな」



「お！舘さんの真面目な意見。ありがたい」








おいおい。そんなこと言うなら始めから舘さんに相談すればよかったんじゃないか？









岩 「Aちゃんと付き合って何ヶ月経つの？」



「もうちょいで4かな」




翔 「じゃあ、そろそろじゃね？知らんけど」



「おまえ、適当に言うなよ〜」









まあ頑張れよ、ふっか。

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