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辰哉side
辰哉もうすぐ着くね〜
付き合ってはやいものでもう1ヶ月が経った。
9月中は舞台があったから全然会えなくて
夜、電話してたぐらい。
だから、今日は実質付き合って初めてのデート。
Aの配慮から外でのデートはやめた方がいいってことで
ちょっと遠くまでドライブデート。
俺は水族館とか行こうとしてたんだけど
A駐車場で待ってまーす!
Aの家は結構高級そうなマンションで
駐車場が地下にあるから
Aを迎えに行ってもあんまりバレなさそうだからいいんだけど。
Aはお嬢様なのか?ってときどき思うことがある。
『おはよぉー。お迎えありがと!』
「おはよ。全然大丈夫だよ、どこ行こっか」
『あれ?たつやくん決めてなかったっけ?』
「え、俺Aと行きたい場所言ったっけ?」
『うん。江ノ島行きたいなって言ってなかったっけ?』
「あ、言ったかも。じゃあ、江ノ島にするか」
『うん!』
「はい。サングラスかけて。」
Aが辰哉くんって言うようになったのは
俺が強制的に呼んでって言ったから。
電話での辰哉くんも破壊力やばかったけど
直接の辰哉くんはもっとやばいな
そして、今日はわがまま言って助っ席に乗ってもらった。
めっちゃ拒否られたんだけど
俺もAもサングラス掛けるならいいって事になった。
ほんとに俺の事よく考えてくれててうれしい
『辰哉くん。』
「なあにー」
『横顔、かっこいいね笑』
おいおい、急に言うのやめろよ
事故っちゃうぞ?俺
「急になんだし笑」
『だって、、久しぶりに会えたから』
「Aってそんなにストレートに伝えてくれてたっけ?」
『いつも電話終わったあとにさ、ああ今日も言えなかったって後悔してたの。』
「好きって?」
『うん。辰哉くんばっかだなーって』
「ははっ笑気にしてないよ。」
「俺は伝えたいこと伝えてるだけ」
『そー。だから、私もちゃんと伝えようって』
「ありがとなー」
嬉しいぞ?嬉しすぎる。
今まで電話で好きって言われたことなくて
あれ?俺って彼氏だよなって不安になったり
してたから、かっこいいって言われただけで
もう、俺、飛んでいきそ
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作者名:ほくほくぽてと | 作成日時:2020年5月14日 14時