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辰哉side
今日、俺はちゃんと想いを伝える
じゃないと他の男に取られてしまう
って自分の心に決めて
Aちゃんを待ってたんだけど
遠くに見えたAちゃんが
かわいすぎて、一瞬意識が遠のきそうになった。
『お待たせしてすみません。』
「ううん、全然大丈夫だよ」
『すっごい楽しみにしてたんですよ笑』
「そうなの!?よかった、俺だけかと思ってた笑」
『もう、心臓バクバクでしたよ笑』
「そっか笑じゃあ、行こ。」
『はい!』
楽しみにしてた。なんて言ってくれたら
俺、ほんとに吸い込まれそう。
Aちゃんに笑
舘さんが紹介してくれた
ちょっとお高いフレンチレストラン。
めっちゃおいしいんだけど
なんといっても目の前で食べてる
Aちゃんがかわいすぎて
全然食べ物が喉を通らない。
『おいしいですね笑ふっかくんさすがです』
「ほんと?喜んでくれてよかった笑」
『あ、次デザートだぁ。』
「甘いもの好きなの?」
『はい!友達とよく食べに行くんですけど』
「ほんとに!?俺もメンバーに付き合わされる笑」
『じゃあ、今度一緒に行きましょ?』
「いいね〜、行こっか」
はあ、照とスイーツ巡りしててよかった。
ありがとな、照。
さあ、そろそろ意を決して言わないと
「あのさ、Aちゃん?」
『はい。』
なんて、ちゃんとフォークを置いて
俺の方を見てくれる
ほんとにどこまでいい子なんだ
「ちょっとびっくりするかもしれないけど聞いてね」
『?、なんですか??』
「あのね、さっき俺、Aちゃんに一目惚れしたって言ったじゃん?」
『はい。』
「それでね、俺Aちゃんのことほんとに好きになっちゃったんだよね」
『え、あ。そ、うなんですね?』
「そう。だからさ、俺と付き合ってくれない?」
よく言ったぞ、よく言った俺。
さあ、Aちゃんの返事は、
おっとちょっと困った顔をしているぞ
どうする辰哉。
『あの、私。』
「うん」
『今まで彼氏とか出来たことなくて』
「え!?まじ??」
『はい。恥ずかしながら』
「ううん、全然。」
『なので、そんな私でよければ。よろしくお願いします。』
お、よろしくお願いします。ってきたぞ
ん?よろしくお願いします?
それはいいってことか??
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作者名:ほくほくぽてと | 作成日時:2020年5月14日 14時