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「やってしまった … 、」
見知らぬ男に見事にお茶をぶっかけてしまった俺。
頭から肩辺りまでびっしょりと濡れていた。
もうほんっと、運がない。
なんでこうなったか？そんなの覚えてないぐらい俺はパニックだった。
とにかく、謝らないと。
「ごごごごめんなさいい！」
少し背の低いその人は、サングラスとマスクをつけてて、あまり顔が見えない、けど、
怒ってるのは確実だろう。
だって、
「チッ、」
目の前で、どデカい音で舌打ちをしてきたから。
しかも水じゃなくてお茶だから、匂いが残ってしまう。
それが嫌なのか、自分の衣服をにおった後にまた舌打ちをしてきた。
「ほんっとごめんなさい！何でもします！」
もう、や られる覚悟はできている。
咄嗟に出た言葉に後悔なんてない。
さぁ、俺をどうにでもしてください！
「ほんとに、何でもするんだ、？」
「はいっ！俺にできる範囲でなら ………」
「じゃあさ、」
お前の家、連れてってよ。
……………… えええ？！
待って、今日はじめましての見ず知らずの人を家に入れるのか…？
それ、普通にやばくないか …？
「ちょっと、それは、」
「は？」
「ごめんなさいもちろん大丈夫です！」
圧で負けてしまった俺。
怖いけど、しょうがない。入れるしか許してくれる方法はない。
「ついてきてください、」
.
「へぇ、ここがお前の家？」
決して綺麗とは言えないけど、オンボロでもないごく普通のマンションの一室。
悩みに悩んだ末連れてきちゃったけど、
暴 力とか、盗難とか、大丈夫かな、
本気で殴られでもしたらどうしよう。
…………… 俺の運からすると有り得なく無い。
すると、男が急にサングラスとマスクを外し、風呂に案内しろと命令 …………………
「やまだくん？！」
思わず出てしまった声。
俺が好きで好きで仕方ない、山田 涼介 の姿がそこにあった。
それならサングラスやマスクをしてたことが納得できるし …
ってほんと、初っ端大好きな人に悪印象を与えてしまったことに驚きと絶望が隠しきれなかった。
「え、俺の事知ってんの？」
「も、もちろん！知ってるも何も、ファンで …」
「へぇ、それは嬉しい。
それより、風呂、入らせて。」
「え、あ、かしこまりました！」
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なすも(プロフ) - shootingstarhapさん» ほんとですか！嬉しいです！これからもどうぞよろしくお願いします＾＾ (2019年6月15日 21時) (
レス) id: 457ac5cab4 (このIDを非表示/違反報告)
shootingstarhap(プロフ) - やまいのさんもいのやまさんもどちらのお話しも好きです(^^)キュンとしました(^-^) (2019年6月15日 0時) (レス) id: 29c1b2b83b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なすも | 作成日時：2019年6月9日 14時
