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「ねぇ、気持ちいいでしょ?キス。」
この先も、シ たくなってきた?
耳元で囁かれ、甘噛みされるともう我慢できない。
こんな感覚になったのハジメテ。
ねっとりと味わうように舌を舐められ、歯列をなぞる。
離れるのが名残り惜しくて、大ちゃんの首に腕を回すと鼻で笑われた。
「俺の事、欲しくなっちゃった?」
にやりと口角をあげて俺の頭を撫でた。
「………… だったらなに。」
「別に〜?」
「大ちゃんのせいだ………」
「なにが、」
「こんなの、はじめてだもん、
キスも、気持ちも、…………本当の大ちゃんも、」
「これが本当の俺だよ。」
さっきと違う、にっこりと天使のような笑顔。
それはいつも見る大ちゃんの笑顔だけど、
その瞳の奥に隠された黒い何かは全くの別物。
初めて見た、彼の本性。
もう、大ちゃんの 虜になっちゃった、
欲しくなっちゃったよ。
「ねぇせんせ、」
さっきの
『俺の事好きだよね。』
って言葉、
今ならあながち間違ってないや。
end
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なすも(プロフ) - shootingstarhapさん» ほんとですか!嬉しいです!これからもどうぞよろしくお願いします^^ (2019年6月15日 21時) (レス) id: 457ac5cab4 (このIDを非表示/違反報告)
shootingstarhap(プロフ) - やまいのさんもいのやまさんもどちらのお話しも好きです(^^)キュンとしました(^-^) (2019年6月15日 0時) (レス) id: 29c1b2b83b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なすも | 作成日時:2019年6月9日 14時