吸血鬼との日常【橙】

5話 ページ7

Aside

今日は日曜日…

　『起きてください、朝ですよ』

本当は寝顔を見たいんだけど…もう9時だから流石にね？

ジ「ん…？もうあさぁ？」

え。可愛い。

　『朝ですよ』

ジ「んぅ〜おはよ」

　『おはようございます』

反則だってぇぇぇ…私無理…耐えられないわ…

ジ「眠い…」

　『生活リズム乱れますよ』

ジ「せやなw起きよ」

また関西弁って言うところがねぇ？

ジ「あ…ちょっと待ってて」

　『？はい』

なんだろ…

5分後ー

ジ「はい、どーぞ」

カタッ

置かれたのは…フレンチトースト。

ジ「好きか？俺は好きなんやけど」

　『大好きですっ！いただきます！』

ジ「めしあがれw好きなもの一緒って嬉しいわw」

　『そうですかね』

ジ「俺はめっちゃ嬉しいで？」

　『まぁ私も嬉しいんですけど』

ジ「嬉しいんかいw」

ていうか…先輩料理できたんだ。まぁそうだよな…一人暮らしっぽいし。

ジ「そういやAって吸血鬼嫌いなん？」

　『過去にトラウマがあって…嫌いなんです』

ジ「もしかして俺のことも…」

　『嫌いじゃないですよwジェル先輩だけは。むしろ好きですし』

なんでだろう…

ジ「そうなんw良かったわw」

　『でも…そのトラウマを生み出した人の顔が…うろ覚えなんですけどね。ジェル先輩に少し似てるんですよ。』

本当に。そっくり。でも…小学生低学年の頃だからあまり覚えていない。

ジ「そうなんかw似てるんかぁ。」

　『でも私はジェル先輩とトラウマを生み出した人は無関係だと思うので！』

名前を知らない。

ジ「…そうか。それよりはよ食べ？」

　『あっ…忘れてました』

でも…ジェル先輩にすごい似てる…

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