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38話 ページ40

Aside

あれから、ジェルくんはずっと横になっている。

たまに、苦しそうな表情を見せる。

 『なーくん、私、ご飯取り行ってくる』

な「俺が行くよ。Aは、ジェルくんの側にいてあげて?」

 『あ、うん』

私は、ジェルくんの頭を撫でる。

サラサラとして、首辺りまで伸びた長いオレンジ色の髪。

私は…もうジェルくんの綺麗なエメラルドグリーンの瞳を見ることは出来ないのだろうか…。

ジ「ん…もっと撫でて…」

 『え…起き…た?』

ジ「どしたん…」

寝起きだからか、撫でてほしいだけなのか分からないが、うるっとした特徴的な瞳がこっちを見つめてくる。

 『あ、撫でるね』

私は、優しく撫でる。

ジ「ありがとぉ…なーくんは?」

 『なーくんはね、ご飯取りに行ったの』

ジ「そうなんか…うっ…」

 『吐く?袋あるよ』

ジ「ありがと…汚いからこっち見んといて…」

私は、ジェルくんの右側に行き、優しく背中をさする。

安心したのか、苦しそうな様子はなかった。

な「ただいま〜ジェルくんおはよ!って…吐いちゃったね。辛かったね」

なーくんは、ジェルくんの左側に行き、頭を撫でていた。

ジ「ありがと…」

な「ご飯食べる?でも吐いちゃう?」

ジ「お腹は空いてるから、とりあえず食べる」

な「はい!どーぞ、無理しないでね」

ジェルくんは、嬉しそうにしていた。

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れん - まさかのなーくんが! (2023年2月14日 14時) (レス) @page43 id: 2201e3642e (このIDを非表示/違反報告)
あまね - …最後のあたり、ゾクッとしました。いろんな内容が詰め込まれてて面白かったです!(^o^)! (2021年11月23日 9時) (レス) @page43 id: 85362d7a8a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆぅ | 作成日時:2021年1月22日 17時

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