14話 ページ16
ジェルside
俺は教室に入る。
ガラガラ
女「あ、おはよー！」
「…おはよ」
実はそんなに返したくないんやけど…
てか…なんでやろ。
今日は女子からのボディタッチが酷いねん。
「…あのな…触るなや」
女「ひっ…すみません」
俺はAが好きなんや、今方向転換なんて出来へんわ。そんなに体触っても俺は絶対行かへん。
Aside
ガラガラ
『おは…』バサッ
え？
女「あははw面白いわw髪真っ白じゃんw」
あ〜これもしかして…あれか。ドアに黒板消し挟んでるやつ。
『うわ〜本当だ〜真っ白だ〜洗いに行ってくるわ〜』
こんなことで泣きやしない。髪洗えばいいでしょ。
…てか私何かした？
5分後ー
よし、洗い落とせた…一応タオルが常備してあるから…それで髪拭いて…ドライヤーは仕方ない…乾くまで屋上行こ。乾かないうちにHR始まったらな…トイレ行ってましたとでも言っておこ。
この学校は屋上が普通に空いている。
ガチャン
『…よし。誰もいない』
誰かいたら気まずいもんな。
私は適当な場所に座る。
『ん〜風が気持ちいいわ』
ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ
お…乾く前に始まっちゃったんだけど…まぁいいや。今日だけサボろ。
ガチャン
お…マジか…誰か来たぞ…？
とりあえずバレない場所にそそくさと移動する。
？「あれ？どないしたん？」
え？
『ジェル先輩？』
ジ「てかA…なんで髪濡れとるん？」
『あ…これは…汗かいただけです！』
ジ「じゃあなんでここに…？」
あ…
『…ちょっとサボりに来ただけです』
ジ「嘘やろ。Aはサボり癖なんか無いやろ？増してやこんなに汗かくなんてな…屋上ではあり得へん」
バレたか〜。
『本当に大丈夫ですって！』
ジ「ん〜じゃあ…この白い粉はなんや？」
『あっ…』
ジ「おーしまい。嘘つかんといて…？」
でも…迷惑掛けるのは…
『ごめんなさい…』
ジ「ええよ！それより…なんで付いとるん？」
『それはですね…』
私は今日あった事を話した。
ジ「…最低やなぁ。俺の大事なAを傷つけてなぁ…俺が怒ったら怖いんやで？」
『もう既に怖いですよ』
ジ「それで授業はサボるん？」
『ていうかなんでジェル先輩が？』
ジ「あ…それは…毎日こうやってサボっとるわ…」
『単位大丈夫なんですか？』
ジ「大丈夫やって！」
『…ならいいですけど』
毎日って…
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れん - まさかのなーくんが！ (2023年2月14日 14時) (
レス) @page43 id: 2201e3642e (このIDを非表示/違反報告)
あまね - …最後のあたり、ゾクッとしました。いろんな内容が詰め込まれてて面白かったです!(^o^)! (2021年11月23日 9時) (レス) @page43 id: 85362d7a8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆぅ | 作成日時：2021年1月22日 17時
