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戦略 ページ30

NOside

(炭治郎)野生児(伊之助)を送り出したAは、人を守って戦う姉と眠った(戦っている)善逸のもとに急ぐ。

2人は首のある先頭車両へ、そして残された4人は、大変失礼ながら、非常に気色悪い鬼の触手から乗客を守らなければならない。


「うたた寝している間にこんな事態になっていようとは!!よもやよもやだ!!」


うーん、と唸りながら炎柱である煉獄杏寿郎が通路を進んでいく。


「柱として不甲斐なし!!」


大声で叫ぶ彼に、これまた失礼だが気色悪い触手が襲い掛かる。
しかし彼も鬼殺隊の立派な柱である。
いとも簡単に一瞬でその触手を切り裂き、足を止める。


「穴があったら」


炎のように美しく、真っ赤に染まった日輪刀を頭上に構える彼の身に紅蓮の炎の如き闘気がぶわっと満ちる。


「入りたい!!」


そう言って両足で軽やかに飛んだ彼は、己に迫る触手だけでなく、窓や天井、床にあるものまでを一息に切り裂いていく。


『花の呼吸 弐ノ型 御影梅』


この場に似合わない、かわいらしい声がするとともに、細かな斬撃を与えながら現れたAは煉獄を見つけるなり『杏寿郎起きるの遅いっ!』と文句をひとつ。
しかしすぐに作戦をたてる。

『炭治郎たちは首を狙いに行くよう指示してある。禰豆子と善逸、それから私たちで乗客を守る』

「この列車は八両編成だったな!ならば黄色い少年と竈門少女とで前方二両を守ってもらい、俺とAは後方六両を守ろう!」

『必要に応じて応援にも向かわなきゃね、相手は下弦の壱。上弦に最も近い』

「俺が黄色い少年たちに伝える、Aは先に頼んだ」


そう言って足を踏み込み、ものすごい勢いで移動した煉獄に続き、Aもその小さな身体で次々と斬撃を入れていった。


断末魔→←爆裂覚醒、猪突猛進



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澪凪(プロフ) - *なのはな*♪さん» なのはなさんはじめまして!コメ返遅くなってしまってすみません(汗)面白いと言って頂けて嬉しいです!!更新速度も不安定になってしまいましたが、無限列車編はこれで完結になります。準備が出来次第、遊郭編も公開していきますのでどうぞよろしくお願いします! (2022年5月2日 10時) (レス) id: 096e1d75b4 (このIDを非表示/違反報告)
*なのはな*♪ - 最近読み始めたのですが、すっごく面白かったです!これからも頑張ってください!お忙しいはずなのに、丁寧にコメ返されていて尊敬です……! (2022年4月14日 21時) (レス) @page48 id: c5d24dd7d0 (このIDを非表示/違反報告)
澪凪(プロフ) - かわあいさん» かわあいさんありがとうございます!いい作品だなんて照れます…笑 これからもどうぞよろしくお願いします!! (2022年2月19日 22時) (レス) id: fd89498da8 (このIDを非表示/違反報告)
かわあい - 今日見始めました!とてもいい作品ですね!次回の更新もお待ちしてます!! (2022年2月18日 2時) (レス) @page44 id: 173f9610a3 (このIDを非表示/違反報告)
澪凪(プロフ) - メロン♪さん» ありがとうございます!読みに行かせてもらいますね! (2021年11月21日 11時) (レス) id: bec4918ee4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:澪凪 | 作者ホームページ:ありません  
作成日時:2021年4月10日 16時

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