鬼殺隊の最強戦力はまさかまさかの最年少！≪参≫

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「母ちゃん、こっちこっち」


「2人から急に火が出てきて」


「どうしたの2人とも…それに、その格好は」




背から聞こえる声。




苦しいよ。









ずっと、ずっと、ここにいたいなぁ









振り返って戻りたいよ









本当ならずっと









こうして暮らせていた







ここで、みんなで








本当なら、今もみんな








お姉ちゃんだって、こうやって、太陽の光を浴びることができたのに









お姉ちゃんの息遣いが聞こえる。







口枷をしていないおねえちゃん。








お兄ちゃんだって、本当ならここで、今日も炭を焼いていた









私も、お兄ちゃんと一緒に街に炭を売りに行ったり、お姉ちゃんと一緒に山菜を採りに行くこともあった。


花子おねえちゃんと洗濯物を畳むこともあったよ。









本当なら









本当ならっ……！！









あの日、アイツが来なければ









何もかもアイツに壊されていなかったら！！









お姉ちゃんも、鬼になんかならなくてよかった！









太陽の下を歩けてた！









本当なら









私もお兄ちゃんもっ









刀なんか、持たなくてよかったのにっ……！









何もかもを









失わなかったのにっ……！！









だけど、でも。









悔しいけど、悲しいけど。









それはもう、過去のことで、









変えることなんて、できないんだ。









もう、戻ってこないんだ。









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