『なーんだ理鶯のこと話してたのね』 三郎「そうですよ!取られないか心配でっ」 『大丈夫、理鶯は私だけの物じゃないから』 一郎「へ?」 『今度皆で理鶯に会いに行こうね』 二郎「そうじゃねえ」 ページ7
.
私は理鶯に待っててね、と言えば左馬刻と二人で歩く。
『....海?』
左馬刻「ヨコハマの、な」
しばらく歩けばそこには海が広がっていて、月に反射してとても綺麗だった。
...わざわざヨコハマまで来て、左馬刻はこれを見せたかったのかな。
そんな思いを抱きながら左馬刻の方を見れば左馬刻は煙草を取り出す。
珍しい、左馬刻が煙草を吸うなんて。
いつも私の前では気を遣って煙草を吸わないようにしている左馬刻。
こうして煙草を吸うのは気持ちが落ち着かない時だ。
すると左馬刻はゆっくりと口を開いた。
左馬刻「...銃兎から聞いた」
『っ...そっか、』
主語はないけれど左馬刻が何のことを言っているのかは分かる。
本当はばれたく無かったけど、だからといって銃兎を責めるつもりなんて全くない。
『だから今日、連れてきてくれたんだね』
左馬刻「.....たまたまだ」
『嘘吐き』
素直じゃないところは相変わらずなんだから。
前にもこんなことがあったな、なんて思い返してみる。
ふっと笑みを溢した私を視界に入れること無く左馬刻は真っ直ぐと海の向こうを見つめていた。
左馬刻「....家族ってよお、迷惑かけるもんなんじゃねえのか」
『え、?』
ようやく口を開いたかと思えば左馬刻の口から出てきたのはそんな言葉で。
まるで私の心を見透かしているかのように光を反射している海の水はゆらゆらと揺れていた。
乱数「一郎って昔からべったりなのー?」 『んー、最近は酷いかも』 乱数「例えば?」 『二人っきりの時は基本ぎゅーってされる』 乱数「そこまでされて何も気付いてないのはある意味凄いよね」→←二郎「ちげーよ、もっとほら姉ちゃんの好きな...」 『あ』 二郎「思い出した?」 『二郎の寝顔盗撮してるのばれた?』 二郎「違うけど可愛いから許す」
864人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ヒプノシスマイク」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
琥珀(プロフ) - いえいえ構いませんよ!確かにヨコハマは遊園地以来ですね...!今のところ上位はその二つのディビジョンなのでどちらかになると思います!またコメントしてくださりとっても嬉しいです( *´艸`) (2019年9月7日 23時) (レス) id: 2e37dd9470 (このIDを非表示/違反報告)
はにゃ - アンケートの方からいれなくてすみません! (2019年9月7日 22時) (レス) id: 7c495e9dec (このIDを非表示/違反報告)
はにゃ - 今回もめっちゃくちゃ面白かったです!アンケートなんですけど、私的には最近登場していないヨコハマかなぁと思ったんですけど、ブクロもいいなぁと思いました!これからも頑張って下さい! (2019年9月7日 22時) (レス) id: 7c495e9dec (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - ありがとうございます!何だかんだ一番積極的そうなので告白させてしまいました笑次は看病編ですのでお楽しみに! (2019年8月30日 11時) (レス) id: 2e37dd9470 (このIDを非表示/違反報告)
恋夢 - シブヤお泊まり編お疲れ様でした!そして、ありがとうございました!乱数くんから告白があるなんて…!尊かったです♪応援してます* (2019年8月30日 5時) (レス) id: 4ec059f202 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:琥珀 | 作成日時:2019年7月13日 23時