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『げんたろ、お腹痛い』 幻太郎「ではソファに横になっててください、小生が今暖かい飲み物でも用意しましょう」 『....嘘つかなくていいの?』 幻太郎「小生は貴女を介抱するほど暇ではありませんよ、嘘ですけど」 『幻太郎焦りすぎて嘘が雑だよ』 幻太郎「....うるさいです」 ページ47

独歩side




「ん...」




美味しそうな匂いが鼻をかすめ、ゆっくりと目を開ける。


身体が冷やされていったからだろうか、さっきよりも倦怠感がなくなっていて。



.....もしかして相当な時間寝ていたんじゃ。




そう思い焦りながら壁に掛かっている時計を確認すると、まだ一時間と少ししか経っていなかった。




『おはよう、もう起きちゃったの?』




俺が目を覚ましたことに気が付いたのか、Aが近づく。


おでこを触りながら『まだ熱いね』と、心配そうに見つめるこの子に何故だが安心してしまう。




『お粥作ったんだけどお腹に入らないよね』


「....いや、食う」



『そう?無理しないで』





この前会ったときよりも口数が多いのは俺のことを心配してくれているからだろうか。


そうだったらいいな、なんて大人げなくもそんなことを考えてしまうのはきっと熱のせいだ。




『はい、食べさせてあげるから口開けて』


「ん」


『ふふ、今日の独歩は素直だ』




スプーンでお粥を掬い、息を吹きかけながら冷ましてくれているAに素直に頷く。


そんな俺に少し驚いた表情を浮かべたものの、よほどそれが嬉しかったのかAは顔を綻ばせた。




―――案外熱を出してしまったのも悪くないな。





身体は辛いが、何故だか俺の心は満たされていった。




.

『独歩、お腹痛くなってきた』 独歩「そ、そうか。今薬渡すよ(くそっ...何で俺はこんな時に何も出来ないんだ...ああ、俺という人間はいつもいつも失敗ばか)」 『...ごめん、反省する前にその手に持ってる薬渡してくれるかな』→←左馬刻「腹痛ぇんだろ?ほらよ、ココア作ったから飲んどけ」 『....何で分かったの?』 左馬刻「お前の変化に俺様が気付かねえ訳ないだろ、ほら背中さすってやっから」 『うわ、好き』



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琥珀(プロフ) - いえいえ構いませんよ!確かにヨコハマは遊園地以来ですね...!今のところ上位はその二つのディビジョンなのでどちらかになると思います!またコメントしてくださりとっても嬉しいです( *´艸`) (2019年9月7日 23時) (レス) id: 2e37dd9470 (このIDを非表示/違反報告)
はにゃ - アンケートの方からいれなくてすみません! (2019年9月7日 22時) (レス) id: 7c495e9dec (このIDを非表示/違反報告)
はにゃ - 今回もめっちゃくちゃ面白かったです!アンケートなんですけど、私的には最近登場していないヨコハマかなぁと思ったんですけど、ブクロもいいなぁと思いました!これからも頑張って下さい! (2019年9月7日 22時) (レス) id: 7c495e9dec (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - ありがとうございます!何だかんだ一番積極的そうなので告白させてしまいました笑次は看病編ですのでお楽しみに! (2019年8月30日 11時) (レス) id: 2e37dd9470 (このIDを非表示/違反報告)
恋夢 - シブヤお泊まり編お疲れ様でした!そして、ありがとうございました!乱数くんから告白があるなんて…!尊かったです♪応援してます* (2019年8月30日 5時) (レス) id: 4ec059f202 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:琥珀 | 作成日時:2019年7月13日 23時

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