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『やっぱりきのこの山が一番』 左馬刻「は?たけのこの里に決まってんだろうが!おい銃兎!てめーはどっちだよ!」 銃兎「俺に聞くなよ...つか、お前らガキみたいな争いすんじゃねぇ!」 『でもこの間きのこの山買っていくの見たよ』 ページ15

左馬刻side


Aがあのダボの所に行くのを確認すれば俺らは背を向ける。

―――もうあいつは大丈夫だろう。


そんなことを考えながら俺は銃兎がいる車の中へと乗り込んだ。



銃兎「あいつは平気か?」

「ああ」


俺が車に乗り込んだ瞬間に銃兎は真っ先にAの心配をする。

それに少し腹が立ちながらも、今回の件はこいつのおかげでもあるから見逃してやることにした。


....それにしても。


―――私は左馬刻も家族だと思ってるよ。


そう言ったあいつの言葉が頭から離れない。







「おうおう、お前が一郎の妹か?」


あいつと初めて会ったのは俺が一郎の家に上がった時で。

何度も話題には出ているため興味を持った俺はそう声を掛けた。

しかし返事なんて返ってくるわけも無く、Aは一郎の背中に隠れてしまった。



そんなあいつが学校に行かなくなったのは数か月後の事だ。



一郎「俺、何も聞けないんすよね....」



そう言いながら眉を下げあからさまに落ち込んでいる一郎の為にも俺はあいつの部屋へと入る。

案の定勝手に入ってきた俺にAはビクビクしていて。

そんなことを気にせずに俺は無理やりあいつを外へと連れだした。


...俺自身、合歓と年も近いせいかあいつを妹の様に思ってたのかもしれないな。


しかしそんな気持ちも、Aが俺に心を開くようになればどこかへ行ってしまう。



『左馬刻、今日はどこ行く』

『えへへ、好き』


俺の隣でニコニコと笑みを浮かべるようになったAを見て、こいつを俺の物にしたいと何度思ったことか。


必死にそんな気持ちを押さえながら過ごしてきたが、ライバルが増えるようになっては歯止めが効かねえ。


それを煽るかのようにあいつは歳を重ねるほどに色っぽくなってきやがる。

....どうやら俺にも限界がきているらしい。





銃兎「....どうせあいつのことでも考えてるんだろ」


「うっせえな、お前は黙って運転してろ」


銃兎「はいはい」



舌打ちを打ちながら銃兎の言葉にそう返せば、スマホの着信音が鳴り響いた。

左馬刻「おい、理鶯はどっち派だ」 『もちろんきのこ派だよね』 理鶯「....すまない、小官は甘いものがあまり好きではないのだ」 『あれ奇遇だね、私も好きじゃない』 左馬刻「嘘つくんじゃねえよ」→←幻太郎「下着を見られても平気な顔をしたり...貴方には羞恥心というものは無いんですか」 『私にだってあるよ、そりゃあ』 幻太郎「例えば?」 『こないだ幻太郎の事"一郎"って呼んじゃった時とか』 幻太郎「..レベルが可愛すぎませんか、」



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琥珀(プロフ) - いえいえ構いませんよ!確かにヨコハマは遊園地以来ですね...!今のところ上位はその二つのディビジョンなのでどちらかになると思います!またコメントしてくださりとっても嬉しいです( *´艸`) (2019年9月7日 23時) (レス) id: 2e37dd9470 (このIDを非表示/違反報告)
はにゃ - アンケートの方からいれなくてすみません! (2019年9月7日 22時) (レス) id: 7c495e9dec (このIDを非表示/違反報告)
はにゃ - 今回もめっちゃくちゃ面白かったです!アンケートなんですけど、私的には最近登場していないヨコハマかなぁと思ったんですけど、ブクロもいいなぁと思いました!これからも頑張って下さい! (2019年9月7日 22時) (レス) id: 7c495e9dec (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - ありがとうございます!何だかんだ一番積極的そうなので告白させてしまいました笑次は看病編ですのでお楽しみに! (2019年8月30日 11時) (レス) id: 2e37dd9470 (このIDを非表示/違反報告)
恋夢 - シブヤお泊まり編お疲れ様でした!そして、ありがとうございました!乱数くんから告白があるなんて…!尊かったです♪応援してます* (2019年8月30日 5時) (レス) id: 4ec059f202 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:琥珀 | 作成日時:2019年7月13日 23時

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