【ヒプマイ】山田家の不登校少女は小悪魔すぎる【逆ハー】

『...一郎、いつも邪魔する』　一郎「俺じゃだめなのか...？」　『邪魔されるならりおーがいい』　一郎「いやそうじゃない」 ページ15

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『.....銃兎、早く』


銃兎「これ、拒否権は...」


『ない』



はぁっと観念したのか、銃兎はしぶしぶ私の腕の中に包まれる。

香水か、柔軟剤か分からないけどふわっと良い香りがした。



『....銃兎も好き』


銃兎「っ....ありがとう、ございます」



耳元でそう伝えれば、一瞬だけ肩を揺らす。


それが何だか楽しくて、ついつい頬が緩んでしまった。




『....銃兎、意外と照れ屋さん。もしかして、どうて..』


銃兎「んな訳あるかっ！」



私が言い終わる前に、銃兎は真っ先に否定する。

.....そんなムキにならなくても。



あり得ない、と言いたげな顔でこっちを見てくるのでついついからかいたくなってしまう。



『私はもちろんしょじ..』


銃兎「うるせえ、黙らねえとしょっぴくぞ！！」



....怒られてしまった。


左馬刻「くっ、お前随分振り回されてんじゃねーか」


銃兎「....うるせえっ」



怒られて落ち込んでる私を余所に、左馬刻はいつになく楽しそう。


銃兎は怒ってるけど左馬刻は笑ってくれたからいっか。

二郎「ねーちゃん、いつ一緒に登校してくれんだよ」　『じゃあ、校門まで送ってあげる』　二郎「まじ！？」　一郎「そこまで行くなら学校行け」→←『十二話...寂雷、屈んで』　寂雷「...こうですか？」　『これでちゅーでき...』　一郎「させない」　

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