イナズマイレブン オリオンの刻印 〜45分間の女神〜

〜謎のサッカー少年〜 ページ14

「…何がお使いよ。監督のアイスを買ってくるだけなんて…しかも6人！無意味すぎ…」

Aが重いレジ袋を持ちつつ、愚痴を言いまくる。

「でも、雷門でも監督がやらせた事は大体必殺技とか、強さに繋がってたじゃん。何かあるかもよ」

明日人がAをなだめる。

「あー、何で俺が…」

灰崎も愚痴る。

「何でこのメンバーなんだ？」

氷浦が首をかしげる。

「監督様の言うことには必ず意味があるのよ、必ず！」

嫌味っぽく口を尖らせるAが
可愛くて、氷浦が顔を赤くする。
ーそんな時。








ドカッ！

「痛っ…!」

「!?不動さん！？」

謎の不意打ちに、一同が混乱する。

「ボール…!?」

Aが不動を飛ばしたボールを拾い上げる。

「誰だ！」

ただ事じゃない事態に、灰崎が怒鳴る。

「おやおや…そこにいるのは
日本代表の皆さんじゃないですか」

「…!?あなたは…?」

Aが急に現れた青い帽子に緑の髪が特徴の男の子に問う。

「そんなのどうでもいいじゃないですか。それより…ボクと勝負しませんか？」

「!?」

(何!?オリオンの使徒かしら…
でもこんな人はオリオンにはいない筈…)

「ボク達と、勝負を？」

タツヤが真剣な顔で言う。

「はい。ボク対あなた達全員で」

「!?」

「クラリオの時みたいになめられてるって事？」

Aが怒る。

「ま、そんくらいはハンデとして。
じゃ、行きますよ」

そう言うと、少年は素早い動きで
Aが抱えていたボールを取った。

「え…!?」

何が起きたのか。

「はやっ！」

「んじゃ、行きますね」

少年はボールを足下に置くと…
ドカッ！

「痛ッ!」

明日人に命中。

「ちょっと貴方、どういうつもりなの！」

ラフプレーは許せないAが怒鳴る。

「ラフプレーが禁止ってルールは、ありませんから」

次々と、ボールが皆に命中していく。Aにも来るが、ラフプレーを避けるのは大得意のAはさらりと避ける。
だが、油断していた隙に…
ドカッ！

「痛っ…!」

足下にモロに当たる。
激しい痛みだ。

「A、大丈夫！？」

明日人が真っ先に駆けつける。

「ハハ、これくらいでそんなに当たるなんてね」

「どういうつもりだ！」

「…お前らみたいな弱いやつらが日本代表なんて意味が分からないな。…ここで全員、再起不能にしてやるよ」

「!?」

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ここでどうでもいい事入れます
(夢主)さんはイナオリ初期EDの
『人狼』だと『占い師』です。
オリオンの使徒(一星)…つまり人狼を知っているからですね。

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