【A3!】清純派女優の裏の顔【摂津万里】 (ページ46)

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裏の顔40 ページ46

あれから数時間経って寮内にも人が増えた

太一「えぇ!?Aチャン寝こんでるんスか!?」

万里「おう、だから静かにしろよ」

咲也「朝からふらふらしてて
体調悪そうだったもんね…。」

真澄「俺が看病する」

至さんの部屋に向かおうとする真澄を止める

万里「今寝てるんだからやめろ」

真澄「うざい…」

いづみ「Aちゃん最近忙しかったし
帰ってくるのも遅かったもんね…。」

臣「朝食もあまりとれてなかった
しな…。」

ったく…。

あいつも無理しすぎなんだよ

皆心配してんじゃねぇか

談話室の外から声が聞こえてくる

「部屋に戻って寝てないと!」

声からして紬さんか?

まさか…だとは思うけどよ…。

ｶﾞﾁｬｯ

紬「安静にしてないと悪化しちゃうよ!Aちゃん!」

その声と共に談話室のドアが開いた

そこに立っていたのは息を切らして
肩で息をしているA

天馬「A!?お前どうしたんだよ!」

貴女「……り」

十座「何て言ったんだ?」

椋「なんか、『り』って聞こえたような…。」

Aがよたよた歩きながらこっちに来る

貴女「……。」

俺の前に無言で立ち尽くすA

万里「A…。どうしたんだ?」

一応声をかけると

貴女「なんで……いなかったの」

眉を下げ涙を滲ませ俯いた

万里「あー、いや寝たから
大丈夫だと思ってよ…。」

貴女「起きた時、万里いなくて
寂しかった…。万里いないと嫌…。」

体調崩すとこんな可愛い事言えんの…?

てか、フラフラしてんじゃねーか!

咲也「Aちゃん!とりあえず
座ろ?体調悪いなら無理しないほうが…。」

咲也がAを座らせようとすると

貴女「天馬、どいて」

天馬「お、俺?」

貴女「早く、邪魔」

腕をひっぱり天馬を立たせようとするA

天馬「なんで俺なんだよ!」

貴女「万里の隣じゃないと嫌!」

体調の悪さを感じさせないような力で
天馬を立たせた後に俺の隣に座り
身体をこっちに預けてくる

なんだこの可愛い生き物は(真顔)←

紬「万里君の顔が凄い緩み切ってる…。」

いづみ「うーん…。寝て至さんの部屋に戻したら
多分また万里君のところに来るよね?」

万里「あー…多分来るな」

あんなヘロヘロなのに談話室まで
来たしな

綴「いっそのこと万里の部屋で
看病したらいいんじゃないか?」

いづみ「たしかに!それならいいかもね!
万里君、十座君それでもいいかな?」

十座「大丈夫ッス」

万里「まぁそっちの方がいいだろ」

ｶﾞﾁｬｯ