天才ゲームメーカーと天才リベロ V6【イナイレ】 (ページ49)

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第297話-イタリア代表決定戦- ページ49

円･フ｢なっ！｣

角馬｢止めたァ！キーパーインディゴ、顔色一つ変えず、あのフィディオのシュートをキャッチ！｣

フィディオ｢なんなんだ…こいつらは…？これほどの実力を持つプレイヤーが、イタリアの何処に隠れていたんだ…？｣

インディゴから、デモーニオにパスが渡る。

デモーニオ｢お前達のような二流品が、総帥の作品だっただと？悪い冗談だ！｣

不動｢何？はああっ！｣

デモーニオは、不動のスライディングを躱した。

角馬｢チームKのカウンターだ！
オルフェウス、チャンスから一転！ピンチに陥ったぞ！｣

フィディオ｢皆、戻れ！｣

デモーニオ｢俺達チームKこそ、総帥の理想！究極のチーム！
そしてこれが、究極のシュートだ！(ﾋﾟｭｰｲｯ!｣

鬼道｢あれは…！｣

デモーニオ｢皇帝ペンギンX！｣

円堂｢いかりのてっ…速い！｣

ボールは、円堂君ごとゴールに入った。

フィディオ｢円堂！｣

ﾋﾟﾋﾟｰｯ!

角馬｢決まったァ！キーパー円堂を吹き飛ばす、強烈なシュート！先制！チームK、先制です！｣

フィディオ｢円堂！大丈夫か、円堂？｣

円堂｢うぅ…｣

鬼道｢今の技は…｣

不動｢皇帝ペンギン1号…｣

A｢でも、威力はそれ以上だった…なのに、デモーニオは…｣

デモーニオ｢ふんっ…打つだけで消耗する、未完成な技と一緒にするな。
究極のペンギン…それが、皇帝ペンギンX。そして俺が、究極だ！｣

フィディオ｢これが、チームK…？｣

ミスターK｢私はこのチームで世界の頂点を極め、全てのサッカーを否定し、破壊する！
お前達は決別した過去に、未来を破壊されるのだ！｣

ﾋﾟﾋﾟｯ!ﾋﾟﾋﾟｰｯ!

角馬｢ここで、前半終了！イタリア代表決定戦は、チームKの1点リードで、前半を折り返します！｣

ﾋﾟﾋﾟｰｯ!

後半が始まり、動揺しているのか、有人君のプレーは乱れていた。

不動｢チッ、約立たずが！
中盤は、俺が仕切る！後に続け！｣

｢え？｣

不動｢俺の指示通りに動けばいいんだよ！｣

不動の言葉に、オルフェウスの選手達は、困惑していた。

角馬｢さぁ、不動がドリブルで攻め込む！｣

不動｢今だ！FW、左右に散れ！｣

角馬｢おっと、不動1人が飛び出す形になったぞ！連携が乱れたか！？｣

不動｢なんで、言う通りに動かないんだ！｣

デモーニオ｢いきなり司令塔が変わっても、プレイヤーは混乱するだけだ。｣

不動｢…！｣

角馬｢おっと、デモーニオ！すれ違いざまに、ボールを奪った！｣

不動｢ふざけやがって…｣