天才ゲームメーカーと天才リベロ V6【イナイレ】 (ページ40)

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第288話ページ40

鬼道｢何故、影山と…｣

A｢…！｣

私は、耳を疑った。

影山って、あの影山…？

A｢不動、どういうこと！？影山がここいるの！？｣

私は、不動を見た。

不動｢俺が誰と会っていようと、お前らに関係ねぇ。｣

不動はそう言って、歩いて行った。

A｢有人君…今の話、本当なの？｣

鬼道｢あぁ…俺はさっきの男を探す。本当に影山なのか確認する必要がある。
義姉さんは、先に宿に戻っててくれ。｣

A｢何言ってんの！私も一緒に探すよ！｣

鬼道｢…分かった。行こう。｣

私達は手分けして、影山を探した。

A｢ハァ…ハァ…いない…｣

私は、また走り出した。

A｢有人君！｣

鬼道｢どうだった？｣

A｢…｣

私は、首を振った。

鬼道｢そうか。この辺りにはもういないのかもな。｣

A｢ねぇ、本当に影山だったの…？見間違いとかじゃ…｣

鬼道｢そんなはずはない。俺は、あの人を小さい頃からずっと見続けてきた。
あれは間違いなく、影山だ。｣

A｢有人君…｣

鬼道｢もし影山が、このFFIに紛れ込んでいるとしたら…
義姉さんや円堂達を危険な目にあわせるわけにはいかない！｣

A｢…｣

その後、有人君と宿に戻って、私は立向居君の魔王･ザ･ハンドの特訓に付き合う。

でも、当然集中なんか出来なくて…

A｢彗星ブレイクV2！｣

立向居｢あっ！｣

私のシュートは、ゴールから逸れてしまった。

しかも、いつもの威力も出ていない。

綱海｢おいおい、どうしたんだよ？｣

A｢ごめんごめん！ちょっとぼーっとしちゃって！｣

久遠｢鬼道、A、不動！
お前達は練習に集中出来ていない。グラウンドから出ろ。｣

鬼道｢分かりました。｣

A｢…｣

円堂｢鬼道、A！｣

鬼道｢いいんだ、円堂。監督の言う通りだ。確かに、集中出来ていなかった。｣

A｢ちょっと頭冷やすね。｣

私達は、グラウンドを出た。

音無｢あれ？不動さんは？さっきここにいましたよね？｣

音無さんの声に、私と有人君はグラウンドを見渡した。

A｢いない…｣

鬼道｢まさか…｣

A｢有人君、待って！｣

私は、有人君を追いかけた。