天才ゲームメーカーと天才リベロ V6【イナイレ】 (ページ25)

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第273話ページ25

引き続きヒロトside

ｼｬｯ…

A｢ど、どうかな？｣

ヒロト｢…！｣

更衣室から出てきたAちゃんを見て、俺は驚いた。

Aちゃんが、あまりに可愛かったから。

A｢やっ、やっぱり似合わないよね！｣

Aちゃんは、もう一度試着室に入ろうとした。

ﾊﾟｼｯ!

ヒロト｢待って！｣

俺は、咄嗟にAちゃんの腕を掴んだ。

ヒロト｢似合ってるよ。とっても可愛い。｣

俺は、Aちゃんにそう言って微笑んだ。

A｢あ、ありがと…じゃあ、これにしようかな。｣

ヒロト｢うん、そうしなよ。ほら、着替えておいで。｣

A｢うん。｣

Aちゃんの着替えを待ってる間に、会計を済ませる。

更衣室から出てきたAちゃんは、俺の手にある紙袋を見た。

A｢ヒロト君、それ…｣

ヒロト｢これ？はい、俺からのプレゼント。｣

A｢い、いいよいいよ！ドレスって高いから、皆レンタルだよ！？｣

ヒロト｢俺がプレゼントしたかっただけだから、気にしないで。｣

ヒロト｢いいからいいから。さあ、宿に帰ろう。｣

宿に帰ると、皆もう正装に着替えていた。

虎丸｢あっ！Aさん、ヒロトさん！｣

立向居｢遅かったですね！もう皆、着替え終わりましたよ！｣

ヒロト｢Aちゃん、俺達も早く着替えよう。｣

A｢うん。｣

正装に着替えて、Aちゃんの部屋に向かう。

ｺﾝｺﾝｯ

ノックして部屋に入ると、ドレス姿のAちゃんがいた。

ヒロト｢うん、やっぱり似合ってるね。
Aちゃん、ここ座ってくれる？｣

A｢え？うん。｣

ｻﾗｯ…

ヒロト｢Aちゃんの髪って、サラサラだね。｣

A｢そうかな？ちょっと癖があるけど…｣

さっきのパンフレットを思い出しながら、Aちゃんの髪をアレンジする。

ヒロト｢よし、完成。Aちゃん、見てみて。｣

A｢わぁ…！｣

Aちゃんは、鏡を見て、満面の笑みを浮かべた。

ﾌﾜｯ…

ヒロト｢行こう、お姫様。｣

俺は、念のために買っておいた、白いカーディガンをAちゃんにかけて、手を差し出した。

髪をアップにしてるから、うなじが見えるんだよね。

ちょっと、えr…ごほんっ！

ヒロトside終了