天才ゲームメーカーと天才リベロ V6【イナイレ】 (ページ15)

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第263話ページ15

次の日、私達は空港にいた。

栗松｢すっげ！見たでやんすか？｣

壁山｢イナズマキャラバンを食べたっす！｣

立向居｢あれが、イナズマジェット！俺達、日本代表の飛行機です！｣

栗松｢これで、ライオコット島まで飛んで行くんでやんすね！｣

1年生達は、外の飛行機を見てはしゃいでいた。

乃々美｢は〜い、お弁当〜！｣

壁山｢わぁ！弁当っすか？｣

少林寺｢何弁ですか？｣

乃々美｢あ、こら！｣

乃々美さんが作ってきてくれたお弁当は、いつも通りとても美味しそうだった。

壁山｢凄いっす！｣

少林寺｢美味しそう！｣

乃々美｢だーめ！これは、飛行機の中でよ。｣

円堂｢ありがとうございます、乃々美さん。｣

乃々美｢相手は世界よ。もりもり食べて、いっぱい力をつけてね。
期待してるよ、イナズマジャパン！｣

皆｢おう！！｣

吹雪｢染岡君、僕達の分も暴れてきてね。｣

染岡｢おう、任せとけ！｣

ヒロト｢緑川…｣

A｢一緒に行きたかったね…｣

緑川｢すまん。だけど、やれるだけのことはやった。後悔はしていない。｣

円堂｢緑川…｣

今までの無理してきたリュウジ君と、韓国戦で負傷した士郎君は、日本代表から下ろされ、代わりに染岡君が入ることになった。

不動｢湿っぽいこった。これで最後ってわけでもねぇのによ。｣

鬼道｢不動！｣

目金｢ですが、不動君の言う通りですよ。｣

円堂｢え？｣

目金｢チームに合流すれば、試合に出ることは可能です。世界大会でも、選手の入れ替えは認められていますからね。｣

円堂｢そうなのか？｣

目金｢はい。｣

円堂｢よーし、吹雪、緑川！向こうで待ってるぜ！世界と戦うためには、イナズマジャパン全員の力が必要だからな！｣

吹雪｢頑張ろうね、緑川君。もう一度、皆と一緒にプレーするために！｣

緑川｢“七転び八起き”…諦めなければ、必ず道は開ける、か。
よし！きっと皆に追いつくから！｣

ヒロト｢うん！｣

A｢待ってるからね！｣

私達は、笑い合った。

吹雪｢僕もこんな怪我、すぐに治してみせる。｣

円堂｢あぁ、その意気だぞ！｣

久遠｢全員集合！｣

円堂｢よし、行こうぜ！｣

ｶﾞｼｯ!

吹雪｢A！｣

久遠監督の所に集まろうとすると、士郎君が私の手を握った。