第79話 ページ30
一之瀬｢今度は大阪かぁ。｣
土門｢敵のアジトがあるらしいぜ。｣
壁山｢凄いっすね！乗り込んで、こっちから攻撃するんすね！｣
雷門理事長｢気を付けてくれたまえ！吉報を待っているぞ！｣
皆｢はい！行ってきます！｣
私達は、大阪に向けて走り出した。
エイリア学園のアジトがあるという場所まで来た。
A｢わぁ！遊園地！｣
木暮｢すっごいなぁ！｣
A｢ほんとほんと！｣
私と木暮君は、テンションが上がっていた。
木野｢こんな所にアジトなんかあるのかしら？｣
瞳子｢間違いないわね。再度確認してもらったけど、奴らのアジトがあるのは、このナニワランドの何処かよ。｣
皆｢え？｣
土門｢つってもなぁ…｣
栗松｢どう見ても、ただの遊園地にしか見えないでやんす。｣
夏未｢とにかく、手分けして探すわよ。ここでじっとしてても、仕方ないわ。｣
円堂｢あぁ。ん？あれ？吹雪は？｣
｢怪しいアジトですよね？｣
｢だったら、あっちだと思います。｣
吹雪｢うん。｣
皆｢…(汗)｣
円堂｢ハ…ハハハ…｣
私達は、手分けして探すことにした。
A｢有人君ー！早く早く！｣
後ろを振り返って、有人君に手を振る。
鬼道｢義姉さん、随分機嫌がいいな。｣
A｢だって、遊園地初めてなんだもん！テレビで見て、ずっと来たかったんだぁ！あっ、クレープ！｣
鬼道｢おい！ったく…｣
クレープを2つ買って、有人君の所に戻る。
A｢はい！有人君、チョコ好きだったよね？｣
私は、有人君にチョコクレープを渡した。
鬼道｢ありがとう、義姉さん。｣
A｢どういたしまして！｣
クレープを食べながら、ナニワランドの中を歩く。
A｢ないね〜。｣
鬼道｢あぁ。｣
A｢一旦、円堂君達と集合しよっか。｣
鬼道｢あぁ。義姉さん、ちょっと待っててくれ。｣
A｢え？うん。｣
有人君は、お土産ショップに入っていった。
近くのベンチで待っていると、有人君が帰って来た。
鬼道｢ほら。｣
A｢え？｣
突然、紙袋を渡されて戸惑う。
鬼道｢開けてみろ。｣
A｢う、うん…わぁ！可愛い！｣
袋を開けると、緑色のペンギンのストラップが入っていた。
鬼道｢せっかく遊園地に来たんだ。何か記念になるものがあった方がいいだろ。｣
A｢ありがとう、有人君！大切にするね！｣
私は、有人君に笑いかけた。
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作者名：苺の花 | 作成日時：2019年10月5日 21時
