fighters story. 2

ずっと ページ6

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9「えーと、僕は普段
絶対こうゆうことはしないんですけど…




この場を少しだけ借りさせて下さい。」







9「Aー！」





いきなり呼ばれた名前。






9「俺、ホームラン打ったばい！
Aと約束してた、ホームラン打った！」






「…っ！」





ほんとにいきなりすぎる事で



なにがなんだか分からないけど




目に涙が溜まって行くのが分かる





9「今まで言えんかったけど……」





9「ずっとお前のこと
好きやったばい！」








9「雄也にも翔平にも
勝てるとこなんて1つもないっちゃけど」





9「ずっと諦められんかった！」




スタンドからは

大きな歓声が聞こえる





「…卓さんっ」







11「…ほら、行ってこい」



「…翔平」




11「早く行かな
卓さん待ってるで？」






「うんっ、
ありがとう翔平！」






飛び出したベンチ。




後ろから、



11「幸せにしてもらえよー」



って笑顔で叫ぶ翔平がいて





その声を聞いて


また、泣いてしまった。

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