心霊写真 ページ4
内容
友達と二人で話してたら、久しぶりに心霊写真を撮ってみたいと言い出した。
近くの山道に惨殺事件があってからも未だに取り壊されず残されてた民家があるので夜中に行ってみた。
玄関から居間、風呂場とトイレ、キッチンに父親の部屋、階段から二階へ行き、
子供部屋からベランダ、母親の部屋、階段を降りて一階へ。最後に家をバックに一人ずつ。
片っ端から写真撮って帰った。
んで今日。出来上がった写真を見て俺達は驚いた。
何も写ってないのだ。
もちろん俺達は普通に写ってる。霊的な物が何も写ってなかったのだ。
「・・おかしくね?」
「もう成仏しちゃったとか、じゃねぇかな?」
「やっぱそうなのかな。じゃあ、あそこ行ってももう心霊写真撮れないって事か。無駄だったなぁ」
「そうでもないよ。行く途中に結構周りから孤立してる民家、一軒あるから。次はそこ行こうぜ」
「おぉ!マジで?そこも廃墟?」
「んな訳ねぇじゃん。普通に人住んでたよ。今日の夜行こうぜ」
「おっけ、分かった。今の内に適当に準備しとくわ」
楽しみだ。かなり久しぶりだから何かワクワクする。
考察
心霊写真を撮りに行ったのに心霊写真が撮れなかった。ということで再度挑戦、と思いきや人が住んでいる民家へ行くという。
この微妙な違和感を感じ取ってほしい。目的は心霊写真を撮ること。しかし今日の夜は民家へ行く・・・
答えは下。
答え
以前殺人事件が行われた場所で心霊写真を撮る二人。そう、この二人こそ殺人事件の犯人なのだ。
しかし、その場所で心霊写真が撮れなかった二人は、今夜孤立している民家へ行くという。
今夜も悲劇が起こるのだろうか・・・
ラッキーアイテム
革ベルト
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作者名:科也