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「…先生?寝てください…」
さっきから先生は私が描くところをじっと見ている
「先生…痩せましたか…?」
気になっていた
頬骨が出てきているような気がしていたし、元々細いのに、さらに線が細くなった気がする
柊「…さぁ、どうだろうな」
「疲れてますよね…?私…1人で…大丈夫です」
柊「…見ていたいから、気にするな」
いくら言っても聞いてくれないだろう
そう思って私は気にすることなく、絵を描き続けた
「…よし、下書きはできたかな」
気がつけば朝の6時近くで
「色は…塗れないかな…時間的にも」
私が黙るとここは静寂に包まれる
でも、1人の寝息が聞こえてきて
「先生…?」
私の後ろに座っていた先生は気がつけば寝ていた
いつから寝ていたのか気が付かなかった…
下に落ちているブランケットを先生にそっとかける
ピクリと先生が動いたけれど、先生は目を覚まさなかった
なるべく音を立てないように、そっと片付けを始める
「写真は…ロッカーに…」
ロッカーを開けると、思い出の品がいくつか入っていた
「…これは…1年のときのクラス写真…
こっちは…2年のときのクラス写真…
これは…大会の賞状…
これは…景山さんとの…写真」
誰かと写真を撮るなんて、初めてだった
「…私…変な顔…」
写真でもわかるぎこちない笑顔
「もっと笑ってよ〜」
「しゃ、写真とか…緊張する」
「ふふっ、Aらしいね」
「景山さんの…笑顔って…かわいいですね」
「えぇ〜照れるな〜」
柊「それ、景山か?」
「ひっ…!」
び、びっくりした…
柊「悪い、悪い
驚かせたな」
「い、いえ…大丈夫です」
柊「…なんで学校に置くんだ?大切なものを」
家に置いておけばいいのに
そう呟く先生
でも、違うんです
「学校に…あるからこそ…私は…頑張れる気がするんです…
お守り…?みたいな感じです…」
柊「…そうか」
そろそろ教室に行ってこい
先生は柔らかく微笑んで私の頭をそっと撫でた
私が知ってる柊先生がそこにいた
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sei(プロフ) - 楽しんで読ませてもらってます!私にもその文才欲しいくらいです。・゜゜(ノД`) (2019年3月21日 17時) (レス) id: cd07a6348c (このIDを非表示/違反報告)
バボちゃん(プロフ) - 諸行無常系女子さん» ありがとうございます!頑張りますね( ̄^ ̄)ゞ (2019年3月18日 18時) (レス) id: f818c9f9b9 (このIDを非表示/違反報告)
諸行無常系女子 - 楽しく読ませてもらってます!これからも頑張ってください(*^o^*) (2019年3月18日 14時) (レス) id: 30d23c8fcb (このIDを非表示/違反報告)
バボちゃん(プロフ) - ラビットさん» ありがとうございます!ラビットさんのお言葉、とっても励みになります! (2019年3月17日 23時) (レス) id: f818c9f9b9 (このIDを非表示/違反報告)
ラビット(プロフ) - ものすごく面白くて続きが気になります!更新頑張ってください! (2019年3月17日 19時) (レス) id: 80ad6ef553 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:バボちゃん | 作成日時:2019年3月14日 20時