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ページ5

…え?人質?



意味がわからず、フリーズする私

けれど、そんな私を甲斐くんが鼻で笑った


甲「何?お前、あいつの言ってること信じんの?」

「…ごめん…なさい…」

甲「…チッ」


舌打ちにビクリと肩が揺れてしまう





「ブッキー、すべっちゃったね」


「卒業式前だから、浮かれちゃったんだよね

いいよいいよ、そういうブッキー嫌いじゃないよ」


ケラケラと笑いながら話す子もいれば、不機嫌を丸出しにしている子もいる



諏「ねぇもしかしてさあ、卒業に関わる大事なことってこれ?

このために全員出席するように言ったの?」


柊「そうだよ

卒業する前に、みんなで解決(・・)したいことがあってね」




…解決?



甲「んだよ、こんなことなら家で寝ときゃよかった」



立ち上がり、教室から出ようとする甲斐くんたち


でも…





柊「ドアは開かないよ?

特殊な鍵をかけたから」


そう…朝から開かないってみんな騒いでたんだ

先生が鍵かけてたんだ…




でも短期な甲斐くんたちが納得なんてするわけなくて


甲「さっさとドア開けろ!」




先生の襟元を掴んで叫んだ


先生が殴られると思い、ギュッと目を瞑るがそんな音はいつまで経ってもしない


おそるおそる目を開けると、教卓に甲斐くんを押し付ける先生が見えた



そして、甲斐くんのポケットからナイフを取り出す


柊「こんか物騒なもの持ってきちゃダメだろう?

没収だ」





それを見た男子が次々と先生に襲いかかるが、それを軽々と倒していく先生

そういえば、昔、アクション俳優やってたって言ってたっけ…?



甲「てめぇ…調子乗ってんじゃねぇ…!」






再び殴りかかった甲斐くんに馬乗りになる先生


柊「調子に乗ってるのはお前のほうだろう」



そう言って、甲斐くんの顔の横スレスレにナイフを突き刺す



先生の声の低さと行動に、今更ながら体が震える



柊「んー…

まだ状況が飲み込めてないみたいだな…

ならこれでどうだ?」



ピッ




無機質な音がした次の瞬間








ドゴォォォォォン!







凄まじい轟音と共に体が揺さぶられる

慌てて机に掴まり、体を支える





柊「ロックを解除した

外に出られるよ」




我先にと教室から出ようとするみんな


それに対して、私は震えを抑えようと必死だった




柊「A?どうした?」

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sei(プロフ) - 楽しんで読ませてもらってます!私にもその文才欲しいくらいです。・゜゜(ノД`) (2019年3月21日 17時) (レス) id: cd07a6348c (このIDを非表示/違反報告)
バボちゃん(プロフ) - 諸行無常系女子さん» ありがとうございます!頑張りますね( ̄^ ̄)ゞ (2019年3月18日 18時) (レス) id: f818c9f9b9 (このIDを非表示/違反報告)
諸行無常系女子 - 楽しく読ませてもらってます!これからも頑張ってください(*^o^*) (2019年3月18日 14時) (レス) id: 30d23c8fcb (このIDを非表示/違反報告)
バボちゃん(プロフ) - ラビットさん» ありがとうございます!ラビットさんのお言葉、とっても励みになります! (2019年3月17日 23時) (レス) id: f818c9f9b9 (このIDを非表示/違反報告)
ラビット(プロフ) - ものすごく面白くて続きが気になります!更新頑張ってください! (2019年3月17日 19時) (レス) id: 80ad6ef553 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:バボちゃん | 作成日時:2019年3月14日 20時

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