検索窓
今日:35 hit、昨日:107 hit、合計:1,341,464 hit

ページ4

学級委員の茅野さんが、先生にドアが開かないことを伝える




けれど、先生は大して気にするわけでもなく、みんなを見渡した






柊「あれ?甲斐くんたちは?」





…どうせ遅刻


彼らは遅刻常習犯で、いつも遅くにやってくる









ドアが開き、甲斐くん、石倉くん、須永くんが現れる



石「あー間に合った、間に合った!」


柊「間に合ってない、遅刻だよ」


須「おいブッキー、少しくらい大目にみろって!」



そう言って須永くんは先生を蹴り飛ばした




…痛そう


ぼーっと先生が蹴られるのを眺めていた







すると、自分の席に座った甲斐くんが不機嫌そうに言った


甲「なんだ、お前も来てたんだ」

「…すみません…」

甲「…うざ」


すると、私の前の席の石倉くんがケラケラと笑いながらこっちを向いた

石「やめてやれよ、甲斐〜!」

甲「こいつのこういうオドオドした態度、腹立つんだけど」

石「しゃーねーじゃん!」


石倉くんはニヤニヤしながら、私の机を大きな音を立てて叩く

ビクリと肩を揺らすと、再びクラスにクスクスという笑い声がはびこる


…嫌な空気


これ以上人の目に触れたくなくて、ひたすらに下を向いた





だから私はこのとき気がつかなかった

柊先生が前のドアの鍵を閉めていたことに








.









柊「今日は、大切なお知らせがあります」




ゆったりとした話し方


柔らかく、誰よりも暖かい声





でも、そんな声に耳を傾けている人はほとんどいない




話し声は止むことなく、先生の話を平然と無視する






でも、次の先生の一言で教室は静まり返った








柊「今から、皆さんには、



人質になってもらいます」

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (425 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1616人がお気に入り
設定タグ:3年A組
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

sei(プロフ) - 楽しんで読ませてもらってます!私にもその文才欲しいくらいです。・゜゜(ノД`) (2019年3月21日 17時) (レス) id: cd07a6348c (このIDを非表示/違反報告)
バボちゃん(プロフ) - 諸行無常系女子さん» ありがとうございます!頑張りますね( ̄^ ̄)ゞ (2019年3月18日 18時) (レス) id: f818c9f9b9 (このIDを非表示/違反報告)
諸行無常系女子 - 楽しく読ませてもらってます!これからも頑張ってください(*^o^*) (2019年3月18日 14時) (レス) id: 30d23c8fcb (このIDを非表示/違反報告)
バボちゃん(プロフ) - ラビットさん» ありがとうございます!ラビットさんのお言葉、とっても励みになります! (2019年3月17日 23時) (レス) id: f818c9f9b9 (このIDを非表示/違反報告)
ラビット(プロフ) - ものすごく面白くて続きが気になります!更新頑張ってください! (2019年3月17日 19時) (レス) id: 80ad6ef553 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:バボちゃん | 作成日時:2019年3月14日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。