心肺停止の謎〜side yunho〜 ページ18
ユノ『ヒョン、はぁはぁ』
俺たちが走って病院へ向かうと、すでにヒョンや葉月ちゃんがいた
イトゥク『よかった、来れて』
ヒチョル『お前ら2人とも仕事だったろ、だから俺たちに連絡が来たんだ』
チャンミン『Aちゃんは？』
ヒチョル『見ての通り、まだ頑張ってるよ』
ガラスの向こうでちょうど、Aが寝ているベッドの周りを青いカーテンが覆っている
そこにたくさんの人影と、心拍数の異常を知らせる警告音が鳴り響いている
イトゥク『原因不明の心肺停止だ』
ヒチョル『昨日は何もなかったんだろ』
チャンミン『うん、昨日今日が峠だって』
『だから今日が越せれば大丈夫だって言ってたんだけど』
チャンミンとヒョンがそう話してる間にもICUから看護師さんが出入りを繰り返している
俺たちが病院についてから約5分後、Aの周りを囲っていたカーテンが外され、先生が出てきた
医者『何とか持ちこたえることができました、まだまだ経過観察が必要ですが、危機は回避しました』
イトゥク『よかった〜』
その場にいた人みんなが安堵のため息をついた
医者『ただ…少し話しよろしいですか』
そう言われ、小さな部屋でみんなと一緒に話を聞くことになった
医者『心肺停止が起きた原因なんですが…少し不可解なんです』
ユノ『えっ、どういう意味ですか？』
医者『今回心肺停止が起きたのは、事故の怪我ではありません』
『今回心肺停止が起きたのは、点滴に混入されていたカリウム剤が原因と考えられています』
『このカリウム剤は本来、Aさんの点滴に含まれることはありません』
ヒチョル『他の人のものだったということはないんですか？』
医者『それはあり得ないと思います』
『カリウム剤は規定量ならあまり害はありません』
『しかし、Aさんの点滴には規定量の３倍近くのカリウム剤が入っていました』
『うちの病院ではそのようなことを避けるため、規定量以上のカリウム剤を含む点滴剤は、入手しておりません』
チャンミン『それって…』
医者『何者かが故意に混入させたとしか思えません』
また薬品庫には防犯カメラがないことや、などの説明があった。
医者『私たちの管理不足です、本当に申し訳ありません』
この話は、マネヒョンから事務所に伝えてもらった
ICUを見ると、今日の朝、あの点滴を付けた時に外したと言っていた酸素マスクがつけられていた
ユノ『ごめんなA』
俺の目から一筋の涙がこぼれた
いったい誰が？〜side leeteuk〜→←ヒョンからの電話〜side yunho〜
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mayu(プロフ) - ヨンウン ケイナさん» ありがとうございます。 そんな風に言っていただける方がいらっしゃるなんて！ 不定期更新でまだま私ではございますが、これからも楽しんでいただけると幸いです。 (2020年1月5日 10時) (
レス) id: 638b387d49 (このIDを非表示/違反報告)
ヨンウン ケイナ(プロフ) - この作品はとてもおもしろかったです。 ユノとてもかっこいいですよね。 これからも作品作成頑張ってください。 (2020年1月4日 23時) (携帯から) (レス) id: c15f7ff4e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mayu | 作成日時：2019年4月4日 20時
