深刻な怪我〜side yunho〜 ページ11
“手術中”のランプが消えた
手術室からストレッチャーに横たわったAが出てきた
その後ろから先生も出てきた
医者『今のところは安定しました、まだ油断はできませんが…』
『ただICUは、身内の方しか入れないのでご了承ください』
その場にいた全員が胸をなでおろした
特にAのマネジャーの葉月ちゃんは涙を流していた
葉月『私がいたのに…またAにつらい思いをさせてしまった…』
そう言って顔を覆う葉月をリュウクが慰めている
イトゥク『ユノ、Aちゃんのご両親に連絡は？』
ユノ『さっきした、明日には来れそうだって』
イトゥク『その日中に来れるわけないか』
俺はICUに入ったAをガラス越しに見ながら話している
他の面々は近くのソファに腰かけている
たくさんの管につながれたA
代われるものなら代わってやりたい
Aのけがは、かなり深刻だった
大腿骨骨折、左股関節の亜脱臼、骨盤の開放骨折、脊椎損傷、右肩の脱臼、軽めの脳震盪
特に骨盤はひどかった
骨盤が解放骨折したことにより、近くの血管が損傷し外に出血、治療があと2分でも遅ければ、失血死していたかもしれない
それに脊椎損傷は、あともう少し傷が深ければ、脊髄に到達し下半身不随になっていたかもしれない
脳への損傷は今のところ認められていないが、意識が戻り次第、色々試してみないことには、分からない
ユノ『記憶喪失…か』
俺は小さな声でぼやいた
脳への損傷で1番可能性があるのは記憶喪失だと言われた
チャンミン『Aちゃんなら大丈夫ですよ、ヒョンが呼びかけた時も名前を言ったんですから』
ユノ『ああ』
俺はそんな返事しかできなかった
ヒチョル『キュヒョン、Aちゃん、なんかおかしなことなかったか？』
キュヒョン『おかしなこと…あっ！』
『『『『なんだ？』』』』
キュヒョン『ワイヤーの装着の時、俺よりAの方が早かったんだ、でも俺がつけ終わった時、Aはワイヤーをはずしてたんだ』
ドンへ『それは単純に、直してただけじゃないの？』
ヒチョル『馬鹿かお前は！何か理由があってやってんだろ、その理由が重要なんだよ』
『ユノ、Aが落ちた時、ワイヤー上部の金具の部分から落ちてたよな』
ユノ『うん』
ヒチョル『俺が思うに、おそらくワイヤーがおかしいことにAちゃんは気づいていたんだろうな』
絶対許さねぇ〜side Heechul〜→←祈ることしかできない〜side yunho〜
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mayu(プロフ) - ヨンウン ケイナさん» ありがとうございます。 そんな風に言っていただける方がいらっしゃるなんて！ 不定期更新でまだま私ではございますが、これからも楽しんでいただけると幸いです。 (2020年1月5日 10時) (
レス) id: 638b387d49 (このIDを非表示/違反報告)
ヨンウン ケイナ(プロフ) - この作品はとてもおもしろかったです。 ユノとてもかっこいいですよね。 これからも作品作成頑張ってください。 (2020年1月4日 23時) (携帯から) (レス) id: c15f7ff4e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mayu | 作成日時：2019年4月4日 20時
