壁ドンキスしないと出られない部屋 ページ30
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堕天使ルイ様リクエスト！ありがとうございます！
｢レティ！｣
｢う、わ｣
流石に、大男に飛びつかれたら耐えられない。
静止する暇もなく後ろ向きに重心が傾くのが分かって、目を瞑る。
狙ったように綺麗に転んで、顔を見合わせた。
｢……ごめん｣
｢元気だね｣
｢あァ。こんなに早くまた会えるとは思ってなかった！｣
もうここの出方は熟知しているようで、私を起き上がらせながらもお題を確認する姿に欠伸が零れる。
私は今から寝るところだったのだ。早く帰って早く寝たい。明日も任務があるし。
その旨を伝えれば、お題を確認してから固まっていたロシィ、通称コラソンは少し頬を染めながらも頷いた。
｢？ロシィ、どうして｣
｢いや、大丈夫だ。俺に任せろ｣
そう言い、1つ深呼吸をした彼は、突然壁の方へ私を追いやった。
どん。と鈍い音が頭の上から聞こえて、ドフラミンゴとお揃いの黒いもふもふが視界を遮る。
……これは壁ドン、なのだろうか。身長差がありすぎてただ脅迫されている気分だ。
｢こわい｣
｢…悪い｣
しょぼくれたように屈んでくれたその顔を両手で掴んで、引き寄せる。
え、と驚いたような声を無視して、軽く口付けをした。
｢隙あり｣
｢は？｣
してやったり、とでも言いだけな憎たらしい表情を見せるレティに、ため息が出る。こいつと居るとずっと呆れている気がするが。
今のは、ずるい、だろう。
普段は常に無表情なくせに、この間は笑顔を見せてくれて、今回は子供みたいな顔をしていて。俺だけ特別なのかと、勘違いしてしまう。
尚も馬鹿にするようにこっちを観察してくるレティの頬を引っ掴む。
少しの仕返しくらいは、許されるだろう。
｢っちょ、ろし、｣
｢黙れ｣
｢んん！｣
片手を壁についたまま、乱暴に唇を塞ぐ。頬を掴んでいた手を滑らせればくすぐったそうに身動ぎするから、何度も角度を変えてキスを落としてやった。
｢ｯは、ロシィ、｣
｢？｣
｢……怒った？｣
……それもずるい。反則だ。
そんな、服の裾を握って上目遣いで首を傾げるなんてあざとい動作、誰に教わったんだ。仕返しをしたはずなのにカウンターを受けた気分だ。
額を抑えて2度目のため息をつく。
｢怒ってねーよ｣
｢そう。なら出よう｣
途端興味をなくしたように失われる表情も可愛く見えるだなんて。
もう手遅れかもしれない。
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ロロ(プロフ) - 取り合いしないと出られない部屋でゾロさんとサンジさんをお願いします🙇♀️⤵️ (2022年10月9日 12時) (
レス) id: 9b9224080b (このIDを非表示/違反報告)
お菊推し(プロフ) - リクエストなんですけど赤鞘九人男に取り合いされないと出られないって出来ますか？それと頬にキスしないと出られない部屋お願いします！赤鞘九人男です (2022年9月6日 4時) (レス) id: c04714e485 (このIDを非表示/違反報告)
レッド・ムーン - リクエストで、ハルタに本気で告白しないと出られない部屋でよろしくお願いします (2022年9月4日 20時) (レス) id: c7e5dae3f5 (このIDを非表示/違反報告)
ネコネコ(プロフ) - リクエストで、クザンに襲われないと出られない部屋よろしくお願いします！ (2022年7月25日 20時) (レス) @page30 id: 7782e48bcb (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - 寿 ライラさん» おっ！私もそれ思ったー！私もライラさんと同意見です！お願いします！！ (2020年7月17日 20時) (レス) id: 58bdaeccd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祥 x他1人 | 作者ホームページ：http://Nano
作成日時：2018年4月23日 23時
