【HQ】【赤葦京治】私の義兄。俺の義妹。 (ページ2)

今日:9 hit、昨日:22 hit、合計:22,009 hit

【義兄妹】１ページ2

ーAー
朝、、、
一階からいい匂いがしたのでリビングへ向かう。

この匂いは、トーストだな。←

ｶﾞﾁｬ

『おはよう、、、』

赤葦「おはよう、A。」

『あれ、父さんと母さんは仕事行ったの？』

赤葦「うん。今日、少し遅いって。」

『そっか。なら、久しぶりに私が料理作ろうかな。』

赤葦「菜の花のから『焼き魚ね。』、、、」

イスに座り、前を見ると兄さんが少し不機嫌そうにパンを食べていた。
ごめんって。

「『ごちそうさま。』」

赤葦「俺片付けるよ。」

『ありがとう。』

身支度をすませて玄関で靴を履く。

玄関にある姿見で最終確認をしていると、兄さんが来た。

『そういえば、今日は朝練なかったんだね。』

赤葦「体育館の点検らしいからできなかったんだ。」

『その、兄さんがたまに言う木兎さんだっけ？その人もしょげちゃうんじゃない？』

赤葦「そうかも。」

一瞬、兄さんがとてもめんどくさそうな顔をしていた。
すぐにいつものポーカーフェイスにもどしたけど。

兄さんって、意図的に感情を出さないようにしてるからわかりづらいところあるんだよなぁ。

赤葦「あ、まだ“それ”つけてたんだ。」

『あ、これね。』

“それ”というのは、私がつけているヘアピンのことだ。

私と兄さんが会ったばかりの頃、ずっと泣いていた私にくれたのだ。
兄さんからの初めてのプレゼントだし、気に入っているので今でも毎日つけている。
後で手作りって聞いてびっくりしたな。

赤葦「そんなに気に入ってるの？」

『うん。』

赤葦「また新しいの作ろうか？」

『いいよ、いいよ。これで十分！』

赤葦「そうか。」

『行こ！』

赤葦「うん。」