片想い少女。【俺スカ】 (ページ48)

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工場長「お前、こいつらの担任だろ?上司だろ?
だったら謝れよ!!

..あぁ、分かったよ。
お前が謝ったら体験認めてやるよ。
お前らにやりたい仕事好きなだけやらせてやるよ」

駒井「..いいよ、やめろよ
元はと言えば俺が仕事できずに怒られたことから始まったし..!
原田関係ねぇよ!」

工場長「関係あるよ。あるある。
俺に言ってただろ?聞いてなかったのか?
部下のために謝れって。
なぁ、だろ?どーぞ」

駒井「謝んなくていいって..!」

工場長「どうせできないだろ!!」

のぶちゃんの背中が小さく丸まる。

原田「申し訳ございませんでした」

コツン、と額を床にあて..のぶちゃんは土下座をしていた

原田「うちの生徒がご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした!」

駒井「やめろって..いいってしなくて!」

原田「..足りない?
申し訳ございませんでした!」

ｺﾞﾂﾝ、とまた鈍い音を立てながらのぶちゃんは頭を下げる。

工場長「あぁ..もういいよ、もう」

原田「許してくれるの?」

工場長「お前が勝手に土下座したんだからな?」

里見「コイツやば..」

萌ちゃんが“軽蔑“という視線を工場長に向ける。

原田「..さ、これで明日から好きなだけ仕事できるわね..でもなぁ、

行かなくていいぞお前らｧ!!」

何度も頭を下げていたのぶちゃんの額には..生々しい血が流れていた。

原田「あたしはあんた達の担任だから頭を下げられる。
でもこいつは、あんた達のために頭なんか下げないから。
明日体験に行ってミスして機会壊したりしてもコイツ、お前らと学校のせいにしてにげるからな」

「うわ..想像出来る..笑」

思わずそう呟くと工場長から睨みの視線が送られた。