片想い少女。【俺スカ】 (ページ2)

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体育館で長い校長先生の話を、立って聞かされている。

「足痛い..」

堀江「はや」

「体育3をナメんな」

堀江「いや、威張っちゃダメでしょ笑」

「..萌ちゃん寝てるし」

真面目とは言えない若くて綺麗な世界史の先生、萌ちゃんはサボり仲間だ。

たまに同じベットで一緒に寝たりもしているぐらいの仲良し

広田「今学期から赴任される先生をご紹介します。2年3組担任、原田先生。..原田先生?」

東条「俺らの担任来てないってこと?」

明智「そうなんじゃね?」

いや、アリなの?

広田が進めようとすると、ドンドンと後ろのドアが叩かれる音がした。

田中先生がドアを開けると..なんとも凄いシルエットが見える。

『なに、ここ土足禁止なの?脱がなきゃいけないのかしら、これ..足冷えちゃうじゃないの』

生徒の真ん中..つまり私たちクラスの列を堂々と通っていく..お、オカマ?

『どうも..原田です』

はらだ..

先生?

原田「私は、あそこに座っていらっしゃる校長先生に呼ばれて来たんですけど」

東条「まじ?
ヤバイおじさん来ちゃったじゃん」

ヤバいっていうか..パンチが強めな格好すぎて、あいた口が塞がらない。

原田「はーい、はいはい。
今ね、人が喋ってるからね?」

東条「だってオネェ言葉じゃーん」

笑いと“きもーい“なんて言葉が飛ぶ。

原田「..聞きなさいよクソブス共がぁ!!」

ドスの効いた声で..寝ていた萌ちゃんが起きた。

目覚め1発での原田先生はキツいだろうな..

原田「あんた達ね、私見て笑うのは勝手だけどさ、そうやって他人馬鹿にして笑ってるあんた達の方がよっぽどブスだからね?

はい、ニヤニヤブス。
はい、すかしブス。

どーせ、上っ面だけ見て世の中わかった気でいるんだろ?

ま、そーゆ授業では教えられない、てゆうか考えたことない、でも人として知っておかなきゃならないことを教えに来たから。

あんた達みたいな馬鹿に、きっちりお仕置きをして、根本から叩き直して..」

東条「ヤバいおじさん!
先生、セクハラしないでくださいねー?」

原田「ヤバいおじさん..?」

東条「ヤバいおじさーん!」

怒ったような原田先生が、東条目掛けてやってくる。

原田「あんた私ナメてんの?
ナメるんならさ、そっち行ってやるからぺろぺろしなさいよ..ナメられねぇだろうか!!」