【ワールドトリガー 】 太刀川慶の妹２

46話 ページ5

そして，ある日Aは太刀川と一緒に本部に来ていた


太刀川「俺はこれから防衛任務だから，あまり一緒にいられないが………大丈夫か？」


太刀川はAの前でしゃがみ，心配そうに聞く


Aは大丈夫だと返す


A「皆に会いに行きたいし，車椅子だから全然大丈夫…ｺﾞﾎｯ」



太刀川は眉を下げ，そっかと返す


そして，二人は別れた


Aは自分で車椅子の車輪を押しながら，個人戦のブースに向かっていた


途中で，B級鈴鳴第一(来馬隊) 村上鋼に会う


村上「A！怪我は大丈夫そう……じゃないか……」


A「…鋼さん……お疲れ様です……ｺﾞﾎｯ」


村上はAの後ろに行き，車椅子を押す


Aは村上の行動に慌てる


A「鋼さん……自分でも押せますよ？」


村上はAの頭を撫でる


村上「こういう時は頼りなさい…お前は少し頼る事を覚えろ…」


Aは頼る……と呟き，お礼を言う


A「…えっと………鋼さん……押してもらっても……いいです……か？」


村上は嬉しそうに笑い，了承する


二人は行き先は同じなようで，ブースに着く


二人がブースに入ると，周りがどよめき始める


村上「…？なんだ？この雰囲気」


A「……私，何かしたっけ………」



ブースには三雲，空閑，米屋，古寺，緑川，荒船がいた


ブースに二人が入ってくると，C級隊員は話始める


モブ「鈴鳴の村上先輩……！」


モブ「玉狛の次の相手だ………！」


モブ「なぁ，あれ……A級ソロのA先輩だろ……」


モブ「？車椅子だぞ……怪我したのか……」


三雲は村上を見て，不思議そうにする


三雲「あの人は………？」


古寺「鈴鳴第一の村上先輩 アタッカーランク 第四位

荒船さんがアタッカーをやめる理由になった人だ」


荒船はAと村上に声をかける


荒船「A 鋼」


二人は荒船に気づく


A「…荒船さん…ｺﾞﾎｯ」


村上「こっちにいるのは珍しいな

試合の録画見たぞ 久々に弧月使ってたな」


荒船「見んなよ」


Aは荒船の袖を引っ張る


荒船「？どうしたA」


A「……荒船さん…弧月使ったんですか……」


荒船はあー……と言葉を濁す


A「荒船さん…私とやる時，弧月使ってくれないのに……ズルいです……

分かりました………今からやりましょう

10勝負で」


荒船と村上はAを止める


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続きます

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