【ワールドトリガー 】 太刀川慶の妹２

63話 ページ27

国近「Ｂ級ランク戦 ROUND6

全部隊 転送完了！ 今回のMAPは『市街地A』！

転送位置はランダムですが，生駒隊がそこそこまとまって配置されたっぽい！」


三雲は宇佐美にワイヤーを張りやすい場所を頼む



王子隊の三人は相手の部隊の場所を確認していた


国近「さあ 一斉に動き出す3部隊10人！

序盤はどんな作戦で来るのか!?」



北添「珍しく玉狛が合流目指してないね

三雲くん一人で別行動でワイヤー張るつもりかな？」



A「王子隊も行き先がバラバラだし……

多分三人で手分けして三雲を探してるみたいに見えるし………」



当真「メガネがワイヤー張りそうなとこをチェックしてんのか？

当てずっぽじゃきちいだろ」



国近「最初はみんな大体同じくらいの間隔で転送されるから

どのへんからスタートしたかはなんとなくわかるよ」



王子隊の樫尾がマンションの屋上にいる生駒隊の隠岐を目視する



隠岐はすぐに樫尾に向けて，狙撃するが，樫尾は避けてそのまま下へ下りた



理由は隠岐の位置を確認し，三雲の位置を探していたからだ



国近「やはり王子隊は三雲隊長に狙いを絞ってる模様！それだけ，ワイヤーを警戒してることか？

生駒隊はいつも通りマイペースに展開…………おっと，ここで………？

空閑隊員が動いた！王子隊長に突っかけるつもりか？」



当真「おもしれーな 空閑のあの動きだと……

さも，この先にいるメガネをカバーしたふうに見える

でも実際この先で待ってるのはチカ子の鉛弾ってわけだ」



国近「なるほど！レーダーに映らない隊員をめぐって，いろいろと駆け引きがあるもよう！」



当真と国近の言葉にAが否定の言葉を言う



A「…………でも…王子さんなら，気づくと思うよ…………

あのまま行けば，狙撃には丁度いい建物がある………王子さんなら多分気づく………」



Aの言葉に当真を含む三人は驚きの声をあげる


Aの言葉通り，王子は玉狛の『釣り』に気付き，樫尾を南東に向かわせる



当真「おおー！Aの言う通りになったな」


当真も感嘆の声をあげる



そして，生駒隊も南沢がバッグワームをし，レーダーから消えた



当真「あ メガネやべーな

見つかるぞ ワイヤーが」



当真の言葉通り，樫尾がワイヤーを見つける


それと同時に南沢もワイヤーを見つける



空閑が樫尾と南沢がワイヤーを見つけたことに気付き，三雲に注意を呼び掛ける

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