【おそ松】イケメン女子って最高か(怒)

第16松　おそ松side ページ18

友達…？


おそ松「はは何だよ〜そういうお願いなら御安い御用だって。」



A『本当？』


カラ松「ああ、せっかく出会えたんだもんな。」


トド松「なろうなろう？それに君のそのイケメン力とか色々教えて欲しいし！」



A『ありがとうみんな。あはは、イケメンか？』



嬉しそうにAちゃんは笑う。そうやって笑うとやっぱり可愛げがあって女の子だなって顔だなぁ…。



A『あと…もうひとつお願いある。』



おそ松「ん？何何？」



そう言ってAちゃんに連れられてやってきたのはアカツカ病院。



リョウ「…！お姉ちゃん！」


A『よっ。元気かいリョウ？』



お姉ちゃん……そっか、弟がいたのか…。
Aちゃんは俺達に事情を話してくれた。病院にはたった一人の6歳離れた弟が入院していて、もし良かったら弟とも仲良くしてもらえないかと。



リョウ「すごーい！六つ子って初めて見た！」



おそ松「じゃあ問題です、今から入れ替わりまーす！」



ｻｻｻｻｻｻ……



リョウ「えっと……あ、おそ松さん！」


おそ松「正解。」


リョウ「この人はチョロ松さん？」


チョロ松「おお正解！」



A『すごいねリョウ！』



Aちゃんとも弟のリョウくんとも俺達はすぐに仲良くなった。俺達の服を入れ替えて当てるゲームをしたり、トランプをしたりと楽しく過ごした。



A『私も君達と仲良くなりたいのもあったけど、あの子とも友達になって欲しくてさ。
病院生活をしてるから、友達が居ないんだ。』



おそ松「そうだったのか……」



A『あの子はたった一人の私の弟で、家族なんだ。
両親は二人共病気で亡くなってて…両親が出来なかった事、私があの子にしてやりたいし、少しでもあの子のそばに居たい…。
でも仕事があったりもするんだ…



だから、私が居ない間顔見知りの人が居てくれたらと思って……
ごめんなさい…こんなお願いをして……。』



そうか……本当は苦労してて、弟思いの優しいお姉さんなんだな…。



おそ松「謝る事ねぇよ。それに友達が困ってるんだ、俺達に出来る事あるならいつでも言って？
ニートでいつも暇してるしさ！」



A『おそ松くん…。うん…ありがとう。』



Aちゃんは俺にそっと優しく微笑んだ。
というかおそ松くんって今……



あんな顔で名前を呼ばれて何故か顔が少し熱くなる。



ﾄﾞｸﾝ…ﾄﾞｸﾝ…ﾄﾞｸﾝ……



そして何故か胸が高鳴った。

第17松→←第15松　おそ松side

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーカラー

あずきいろ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す