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スジンさんリクエスト 1 ページ9

ソラン


ピピピッ


JN「38.2℃か・・・まだ下がらないね。本当に頭痛くないの?身体は?」


「うん。まぁ風邪とかじゃないしね・・・」


ここ2週間ほど熱が下がらない。


病院に行くと、疲労と精神的なストレスからくる発熱だと言われた。


けれど、熱が出るだけで頭痛も吐き気もない。


咳や鼻水もなく、身体がだるいだけ。


ジニヒョンのベッドを借りて寝てはいるものの、仕事を休むほど体調が悪いわけでもない。


ドラマや雑誌の撮影、休むと周りに迷惑がかかるものはこなし、歌やダンスのレッスンは休む事にしていた。


まぁ結局メンバーには迷惑かけてるんだけど・・・


「ねぇ、みんな家にいるの?」


JN「ん?あーいるよ。」


「そっか・・・ヒョン、俺、リビングに行ったらダメかな?」


1人っきりで部屋にいると寂しくて仕方ない。


JN「・・・いいよ。おいで。」


一瞬考える素振りをした後、手を貸してくれたジニヒョン。


リビングへ行けばジョングクがソファでお菓子を食べていた。


JN「やージョングガ!ポロポロ零すんじゃないよ!誰が掃除すると思ってるんだ?!」


JK「あーすいません。・・・ソランヒョン起きてきて大丈夫なんですか?」


JN「リビングにいたいんだって。ほら、そこどいて。」


ジョングクの零したお菓子をブツブツ文句言いながらもヒョンは片付けていた。


その後は空いたソファに俺を座らせてくれた。


「ごめんな、俺、ここにいたら邪魔かな?」


JK「いえ、別に・・・」


ジョングクは、それ以上何も言わず部屋へと帰って行った。








あれ?


俺、さっきまで宿舎のリビングにいたよな?


ふと目を開けると見覚えのある部屋が目に入る。


ここは・・・子供の頃の俺の部屋。


身体が熱い。


声を出そうとすると掠れた音しかでない。


喉も乾いて、汗を吸った洋服が気持ち悪い。


「ヒョン・・・助けて。」


あー、思い出した。


これはヒョンが家を出ていってすぐの事だ。


高熱が出て、熱くて、苦しくて・・・でも誰もいない。


ヒョンがいた頃は風邪を引けばヒョンが様子を見に来てくれていた。


親に隠れてこっそりお粥を作って持ってきてくれて、汗を拭いて、着替えをさせてくれて、喉が渇いたら水を飲ませてくれた。


でも、もうヒョンはいない。


手を伸ばしても誰も掴んでくれない。


声を出しても返事はない。


誰も、誰もいないんだ。

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月未(プロフ) - さやさん» ごめんなさい、今はリクエストをお受けしてなくて・・・また再開した時にリクエストをお願いしてもいいですか?せっかくリクエストいただいたのにすいません。 (2019年4月3日 15時) (レス) id: 79c4467898 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - リクエストさせていただきます!そらんが変な薬をのんで子供になった?!とゆうことをつくってほしいです!(語彙力なくてすみません。) (2019年4月3日 4時) (レス) id: 7eea8a95da (このIDを非表示/違反報告)
ゆる(プロフ) - ありがとうございました!これからも楽しみに読みます! (2019年3月26日 21時) (レス) id: 99c551705d (このIDを非表示/違反報告)
くふ(プロフ) - 更新頑張ってください! とても面白くて何度も読み返します!応援してます! (2019年3月26日 17時) (レス) id: a0c9b9060f (このIDを非表示/違反報告)
小春(プロフ) - リクエストのお話を書いてくださりありがとうございました! (2019年3月25日 17時) (レス) id: bc5dc3272a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月未 | 作成日時:2019年3月18日 15時

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