防弾のハイテンションボーイ 5

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ソラン


誘拐されてから助けてもらうまで、たった1日。


昼間に誘拐されて、次の日の夕方に助けてもらうって凄いスピード逮捕だな。


なんか、たった1日なのに長かった気がする。


「ねぇ、あの人どうなるの？」


SG「ん？･･･お前は知らなくていいだろ。」


JN「そうだね。ソランの事だから、許しあげてーなんて言いそうだしね。」


「･･･。」


RM「図星って顔してるな。」


JH「お前、お人好しにもほどがあるぞ。」


ごもっともです。


警察で色々と話しは聞かれたけど、あの人がどうなるかは教えてもらえなかった。


事務所に聞いても教えてくれないし。


メンバーも教えてくれないなんて徹底してんな！


JM「ソランは怒ってないの？誘拐されたんだよ？」


う〜ん、怒ってないわけじゃないけど･･･


「壁にあった写真ってさ、全部公式の写真ばっかだったんだよねー。ポスターとか雑誌とか、ホームページに載せてるやつとか。」


V「だから？」


「本当に我慢してたんだろうな〜って。撮ろうと思えば隠し撮りしたり出来たのに。」


物を盗む事だって出来たのに、それをやらなかったのは本当に支えたいって決めてたからだろうな。


JK「ヒョンって本当に甘いですね。結局誘拐してるじゃないですか。」


「いやまぁそうなんだけど･･･」


人見知りだから、なんて気を使わずにもっと話し掛けてたら何かが変わってたのかな？


こんな事起きなかったのかな？


そんな思いがずっと消えない。


サセンってさ、本当に怖いのよ。


いきなり現れるし、怪我させられるし、こっちの話なんて全く聞かないし。


でもさ、あの人もサセンなんだけど、サセンじゃないっていうか･･･


信頼してきた仲間だったんだよ。


仲間だったから余計に悲しいし、どうにかならなかったのかな〜って。


きっとこれからこの先も悩み続けると思うんだ。


俺に何が出来たか？とか、出来ることは何か？とか。


JN「ソラン、君が何を考えてるか何となく分かるけど、僕達はあの人を許せないよ。」


少し怒った表情でそう言うジニヒョン。


他のみんなも頷いてる。


「･･･うん。もし、皆が同じ事やられたら俺も許せないと思う。」


それは本当。


まじぶっ殺す。

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